「ケアマネジャー事例検討会」レポート

ソラストは、医療・介護・保育の現場で活躍する「きらめいと」をどう育てているでしょうか? ソラストの教育・トレーニング現場を体験するこのシリーズ。今回は、意見交換を通じた学びの場として「ケアマネジャー事例検討会」をレポートします。

ケアマネジャー事例検討会とは?

介護についてのさまざまな相談を受け、サービス事業者と要介護者の間で各種の調整をする立場にあるケマネジャー。普段は異なる事業所に勤務するケアマネジャーが集まり、それぞれが持ち寄った事例について、みんなで意見交換しながら理解を深める検討会です。そのプロセスの中で、さまざまな考え方、対応方法があることを学び、今後のより良いケアマネジメントへとつなげていきます。各回に参加するケアマネジャーは、じっくり検討に臨めるよう少人数で構成。ソラストに所属するすべてのケアマネジャーを対象に、複数回に分けて実施されています。

みんなで考え、さらなるステップアップにつなげる場

はじめに、研修の進行役を務めるスーパーバイザーから、趣旨やルール、本日の流れについて説明を受け、改めて「ケアマネジャー事例検討会」の目的を共有します。
「事例の正否を評価したり、担当者を批判したりする場ではありません。活発な議論は大歓迎ですが、感情的な非難ではなく建設的な発言、前向きな提案を心がけましょう」とスーパーバイザー。「気づき」を得るためには、わからないことはわからないと言えることも重要なポイントです。

ベテランから経験の浅いケアマネジャーまで、参加者の経験値はさまざま

今日の参加者は4名。普段は異なる事業所に勤めているため、なかなか会う機会もありません。一人ひとり自己紹介をする中で、はじめは緊張していた心も少しずつほぐれていきます。
4人はいずれも介護福祉士出身ですが、ケアマネジャーとしての経験値はさまざま。自己紹介の内容から、それぞれが悩みながら日々の業務に取り組んでいる様子も伺えました。

自らの体験と重ね合わせながら、自分なりに事例を理解する

自己紹介が終わると、いよいよ事例検討がスタート。参加者が持ち寄った事例を、一日をかけて、一つひとつ検討していきます。この日提出されたのは、「高齢者夫婦」や「認知機能低下のある方の一人暮らし」などの支援事例です。
1つの事例に対する時間配分はおよそ1時間。まずは、検討対象となる事例について把握します。事例対象者の背景や、心身の状況、家族との関係性、これまでの援助経過などが記載された資料に目を通し、「似たようなケースがあったな」「自分ならどうするだろう?」などと考えながら、事例の概要を自分なりに理解する時間です。

事例提供者のプレゼンテーションでさらに理解を深める

続いて事例提供者が、資料には記載されていない内容などを補足しつつ、口頭で事例を紹介していきます。この間、他の参加者は、気になることや疑問に感じたこと、もっと知りたいことなどをメモしながら、注意深く話に耳を傾けます。「話を聞くこと」は、ケアマネジャーにとっての基本技術です。

ケアマネジャーとしての「面接力・質問力」が問われる質疑応答

次に、事例提供者の説明からは見えてこなかった事例の状況や、事例提供者の考え、思いなどをさらに具体的に引き出すため、質疑応答が行われます。
スーパーバイザーより、「質問は短く、わかりやすく、一つずつ」との指示。この質疑応答には、ケアマネジャーならではの「面接力・質問力」が問われます。事例提供者から必要な情報を引き出すために、どのような質問をすればいいのか、何を知るために質問するのか。これらを意識しながら問いかけることは、実際の現場で相談者から事実や希望を聞き出すためのトレーニングでもあるのです。

行き詰まっているように思えたことでも、解決の糸口が見えてくる

最後は、質疑応答を踏まえて全員で検討したいテーマを決め、自由に意見交換。「今の支援内容でよいのか不安」「もっと他にできることはないか」など、事例提供者からは率直な気持ちも吐露され、ケアマネジャーとして何ができるのか、解決の糸口を見つけるべくみんなで知恵を出し合います。

この時間は、第三者に現在の支援方法を確認してもらったり、具体的なアドバイスを受けたりする場にもなっています。

もやもやしていた心が晴れ、明日からのケアマネジメントの活力に

事例と向き合うことは、日頃のケアマネジメントの実践について振り返る機会になります。
第三者の意見に耳を傾けるうちに、自分に足りない部分に気づいたり、自分一人では考えつかなかった対応方法を見つけたり。事例提供者だけではありません。他の参加者にとっても、他者の事例を通じて自らの支援のあり方を客観視できます。ケアマネジャーとしての資質や姿勢、技術などを再確認することで、より良い支援を行うためのスキルアップにつながっていくのです。

一つの事例検討が終わったとき、事例提供者には、心なしか晴れやかな表情が...。
「自分一人でもやもやしていたが、明るい兆しが見えた」「気持ちが軽くなった」「明日からさっそく実践してみたい」といった感想も聞かれ、この「ケアマネジャー事例検討会」が大きな意義を持つことを感じさせてくれました。

「きらめいと」とは?

「きらめいと」とは、ソラストで働く仲間たちの総称です。由来は、輝きを意味する「きらきら」と、英語の「mate(仲間)」。20年以上前、社内報の名称として社内公募から生まれた「きらめいと」は、いまやソラスト社員の代名詞ともなっています。

実際にソラスト社員は、それぞれが自分にふさわしい活躍の場を得て、きらきらと輝いています。一人ひとりが仲間意識を持ち、チーム一丸となって働いています。

人を元気にし、あしたを元気にするソラスト。多くの「きらめいと」が支えています。