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訪問介護を辞めた理由5選!「しんどい」「疲れた」と思った時に考えるべきこととは?

著者: ゲートウェイ

更新日:2023/12/22

公開日:2021/07/09

訪問介護は、ご利用者さまの自宅に出向くスタイルの介護サービスです。個人に寄り添ったケアができ、かつ自由度の高い働き方ができることから、人気の介護職です。しかしその反面、大変なことやストレスも多く、辞めてしまう方も少なくありません。
今回は訪問介護を辞めた理由や辞めたい時の選択肢、合わせて仕事を続けるメリットについてもお伝えします。

訪問介護を辞めた理由5選

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和元年度介護労働実態調査」によると訪問介護職員の離職率は正規職員で16.8%、非正規職員では12.3%でした。他のサービス提供責任者や介護職員と比べると離職率は最も高く、辞めてしまう方が少なくないことが伺えます。

この統計からもわかるように、訪問介護だけでみてもこれだけの離職者がいます。やりがいも大きい訪問介護ですが、どのような理由から辞めてしまうのでしょうか。ここではよく聞かれる、5つの辞めた理由をみていきます。

1対1の介護へのプレッシャー

訪問介護は基本的に、1人でご利用者さまの自宅に伺います。そのため1対1でのサービス提供となり、介護サービスに関する責任は全て自分が請け負うという気持ちになります。また施設介護のように、フォローしてくれる同僚や先輩などが現場にいないため、不安感や孤独感も大きいようです。さらに緊急時やトラブルなども自分1人で対応しなければならないため、介護へのプレッシャーも大きいのです。

このような重圧や不安感から心身の不調を引き起こしてしまい、離職につながる場合があります。実際に平成28年の調査では、心身の不調がもっとも割合の大きい離職理由でした。

人間関係

1対1でケアができる訪問介護の体制は、ご利用者さまやそのご家族との相性が大きく影響してきます。どうしても相性が合わなかったり、場合によっては相手側からパワハラやセクハラを受けたりするなどの声も聞かれます。上司に相談しても、ご利用者さまとの限定された空間であることから状況把握ができず、なかなか解決につながらないケースもあるようです。

またサービス提供時は1人であっても、他の職員やケアマネージャーなど、事業所のスタッフとも連携を取らなければなりません。施設系の職員と違って関わる時間が少なくとも、そこでの人間関係に悩んでしまう方もいます。

訪問先間の移動

訪問先へは、スケジュールに合わせて自力で移動しなければなりません。自動車での移動が多いですが、場所によっては自動車や徒歩で移動しなければならないケースもあります。このようにたとえどんな天候であっても、訪問しなければなりません。そのため体力的な負担も大きく、仕事の負担にプラスして疲労が溜まってしまうことも多いようです。またタイトなスケジュールの場合は、移動だけで疲れてしまうことも珍しくありません。ご利用者さまが出向いてくれる施設介護とは異なり、移動の負担があるのは訪問介護のデメリットといえます。

不安定な収入

訪問介護は仕事の単位が決まっているため、事業所や会社の裁量で給与が決められません。また実際に働いた時間分しか収入が得られないため、稼ぐにはいかに効率的に仕事をこなすかが重要になってきます。特にパートや登録ヘルパーの場合、訪問予定が重ならず、給料が発生しないことも珍しくありません。どんなに個人が頑張っても、経営や加算単位の影響が大きいため、収入も不安定になりやすいのです。

キャリアアップ

十分なスキルや経験があっても、訪問に入れなければスキルを活かすことも、収入を得ることもできません。また新たな資格や上位資格を取得したくとも、タイトな訪問スケジュールが多く、十分な時間が取れないケースもあります。そのため将来的なキャリアアップを見据えて、訪問介護から離れる選択肢を取る方もいます。また正社員になるために、他の介護職へ転職する方も多いようです。

訪問介護を辞めたいと思った時の選択肢

さまざまな理由から、辞めたいと思ってしまうことは誰しもにあることです。しかしそれが一時の感情や解決できる問題の可能性もあり、実際に辞めてから後悔してしまう方もいるようです。そのため辞めたいと思った時は一旦踏みとどまって、考え直してみることも大切です。それでも辞めたいという意志が変わらない場合は、別の道を検討するのも1つの方法です。以下では自分で図れる改善や、別の道への選択肢についてお伝えします。

事業所に相談する

ご利用者さまや仕事内容に関する問題であれば、まずは事業所に相談することが大切です。訪問介護の仕事が好きで、かつ今の事業所に不満がないのであれば、担当や仕事内容を変えてもらうことで解決する可能性があります。
事業所にとって、人材は貴重な存在です。そのため事業所に相談や交渉をすることを悪いことと思わず、事務所のためと思って行動してみましょう。お互いが尊重し合い、適切な環境を作り上げられれば、双方にとっても良い結果となります。

掛け持ちをする

家庭や個人の事情で登録ヘルパーをしている場合、掛け持ちも1つの方法です。出勤回数や出勤時間を柔軟に調整できる登録ヘルパーですが、それゆえに収入が安定せず、稼ぎにくい場合もあります。もし1つの事業所にしか登録していない場合は、その事務所を辞めるのではなく、掛け持ちすることをおすすめします。複数の事業所に登録していれば、空いている時間を無駄にすることなく効率的に働け、収入面の不安も解消できます。掛け持ちでも働きやすいのが登録ヘルパーの強みでもあるため、惜しむことなく活かしてみてください。

別の事業所で働く

事業所によって、働き方や体制は大きく異なります。1人での訪問や移動が辛いなどの場合、2人体制での訪問や社用車での移動を義務化しているなど、自分の希望にあった体制を整えている事業所を探してみましょう。そうすることで、仕事への不安やストレスの軽減に期待できます。また収入面に関しても、事業所の規模が関係してきます。そのため収入面で事務所に不満がある場合は、事業所の規模や算定加算を軸に、別の事業所を探してみるのも1つの方法です。

訪問ではない介護士を目指す

実際に訪問介護で働き、仕事や働き方が自分に合わないと感じることもあるでしょう。そうした場合には、訪問介護でない介護士を目指すのも1つのキャリアです。またもっと稼ぎたい場合にも、夜勤のある介護施設へ転職することで、収入アップに期待できます。介護士は、幅広い現場で活躍できることがメリットでもあります。ぜひ自分の希望条件をなるべく満たしている場所で、介護士として働いてみましょう。

訪問介護の仕事を続けるメリット

なかには、「訪問介護の仕事を続けるべきかどうか?」という点で悩む方もいるでしょう。ここでは改めて、訪問介護の仕事を続けるメリットもお伝えするため、今一度振り返ってみてください。

1人ひとりに寄り添った介護を行える

訪問介護は施設介護とは異なり、ご利用者さま1人ひとりの意思に合わせた、尊厳を大事にできる介護ができる点が特徴です。施設介護は、どうしても施設のルールや全体に合わせた介護になってしまい、自分のしたい介護とのギャップに悩まされてしまうこともあります。ご利用者様1人ひとりに対しでじっくりと丁寧なケアができることは、訪問介護の最大の魅力であり、やりがいにつながります。

何歳になっても働き続けられる

訪問介護の仕事は、50~60代からスタートする方も珍しくありません。身体介助だけでなく、家事のような生活援助もあるため、主婦としての経験が活かせる仕事でもあります。年齢制限もないため、体力的な問題さえクリアできれば、何歳になっても働き続けられる点は大きなメリットです。

働き方が選びやすい

訪問介護では正社員やパート、登録ヘルパーとさまざまな働き方が選べます。特にパートや登録ヘルパーは、時間の融通もききやすく、好きなペースで無理なく働くことができます。稼ぎたい月はたくさん入ったり、プライベートを優先させたい時は件数や出勤時間を限定したりするなど、調整が可能です。ライフスタイルや目的に合わせて働き方が選べる点は、訪問介護の嬉しいポイントです。

利用者の方と深い関係性を築ける

1人ひとりに対し密着したケアができることから、ご利用者さまとの深い関係性が築けます。訪問を楽しみにしてくれるご利用者さまも多く、厚い信頼をおいてくれます。仕事と言ってもたくさんの感謝を受けることができ、とても大きなやりがいと使命感のもと働くことができるのです。

訪問介護を辞める理由はさまざま!しかしやりがいの大きい仕事

訪問介護はやりがいが大きく、かつ自由度の高い働き方ができる介護職でもあります。とはいえ、辞めたいと考える方が多いのも事実です。辞めたいと思ったら、まずは問題解決のためにできることを考えてみましょう。それでも解決しない、あるいは辞めたい意志が変わらない場合には、転職も1つの方法です。

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ゲートウェイ

ゲートウェイ

異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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