川口市は介護のお仕事にもおすすめ!転入者が多く活気あふれる街で求人を探してみよう

2021年6月、川口市は「市税の税収が今年度当初見込みより、計34億円上回る」と発表しました。これは京浜東北線での都心へのアクセスの良さと地価の安さにより都内から川口に転入する若い世代やファミリーが増加したことによるといわれており、現にJR川口駅や東川口駅周辺は高層マンションが次々建設されています。そんな急激な変化を遂げる川口市で働く介護職員を取り巻く状況を、この記事でご紹介します。

川口市ってどんな市?

川口市は埼玉県の南東部にある市です。東京都足立区、北区に隣接しており、人口は2020年の10月の時点で607,585人。埼玉県内ではさいたま市に続く人口を持つ自治体です。
外国人人口も多くなっています。現在約3万9千人で市人口の約6.4%を占めており、全国で1番多いです。

映画「キューポラのある町」にもあるように、かつては荒川の水資源を活かした鋳物工場の街として知られていました。現在は東京のベッドタウンとしても開発が進められ、都心に近く、地価が比較的安いことからたくさんの若いファミリーが都内から転入しています。

また、川口駅前には総合文化センター(リリア)があり、同市出身の演出家、故蜷川幸雄氏による演劇がたびたび上演されていました。

川口市の高齢化状況

川口市内には2020年10月の時点で139,241人の高齢者がいます。全人口は607,585人なので、高齢者率は22,92%となっています。県全体の高齢者率は26%程度なので、県内でも特に高齢者率の低い地域と言えるでしょう。

川口市が今後の高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定のために2019年末に実施した調査によると、調査の対象となった高齢者のうち、世帯の状況に関して回答が最も多かったのが夫婦二人暮らしの世帯で40.4%を占めています。このうち36.6%は配偶者も高齢者です。また、一人暮らしとの回答が18.4%になっています。つまり6割近い調査対象者が高齢者のみの世帯だということになります。

住居に関して見てみると、84%の調査対象者が持ち家に住んでいることがわかります。また、全体の87%のが今の住まいで生活したいと回答しています。
要介護状態になった際の介護形態としては、「介護保険を利用しながらの在宅介護」を望んでいる回答者が最も多く、47.8%を占めています。

川口市の介護施設数と介護ニーズ

川口市には、延べ656の介護施設があります。具体的には、訪問型介護施設が169、通所型介護施設が167、入所型介護施設が74、老人ホームのような特定施設が50、居宅介護支援施設が145、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が51となっています。

第8期高齢者福祉計画・介護保険事業計画によると、自宅での介護を望む高齢者が多くなっています。自宅での介護となると、訪問介護・訪問看護・デイサービス等の利用が想定されます。地域で暮らす高齢者をサポートするような介護職の求人が増加することになりそうです。

川口市の介護職員の給与は埼玉県平均よりやや高い!

川口市の介護職の平均月収は、大手求人サイトなどを参考に見てみると245,000円程度となっています。埼玉県全体の介護職の平均月収が238,000円程度となっているので、県内でも比較的給与が高いエリアだということができるでしょう。全国の介護職の平均と比較しても高い収入だと言えます。

川口市は入所定員数(特定施設)の定員数が3,257と多いため、事業指定を受けた有料老人ホームやサ高住等の施設のお仕事は比較的見つかりやすいかもしれません。未経験の方も資格取得支援制度や研修制度を利用できる求人でキャリアアップしていくことがおススメです。

川口市の介護求人例

例1)弥平にある訪問介護事業所での介護福祉士

こちらはホームヘルパーのお仕事を行う正社員の求人です。介護福祉士資格をお持ちの方への求人となります。夜勤がなく、事務所に要件がなければ直行直帰できるのがホームヘルパーの魅力です。

例2)桜町にあるグループホームでのリーダー介護職

こちら介護スタッフのリーダー職の募集です。グループホーム勤務のため、ユニットのまとめ役としてのお仕事と、介護実務を担当していただきます。介護業界でステップアップするための初めの1歩としてもおすすめです。

介護士が川口市で働くメリットは?

介護相談員派遣事業の実施

川口市は平成14年度から「介護相談員派遣事業」を実施しています。これは、受けた介護サービスに不満や要望がある場合、介護サービス利用者さんの希望ベースで介護相談員を派遣し、行政でも事業者でもない第三者の立場で話を聞いて、問題の改善につながる活動を行うものです。

利用者さんの要望や疑問はなかなか表面に出てきにくいものです。不満が積もってからでは大きな問題になってしまいます。また、第三者が入ることはサービス提供側である事業者やスタッフにも大きなメリットがあります。

埼玉県の介護職人材確保の取り組みが利用できる

埼玉県は介護職の人材確保のために、介護に関心のある人に広く門を開き、支援しています。
例えば、資格を持っていない求職者が派遣スタッフとして介護サービス施設で働きながら、介護職員初任者研修を受けられる制度があります。受講料は県負担、研修受講日も給料を受け取ることができます。資格を取っても自分に介護職が合うか不安な方や資格取得費用や時間が心配という方はぜひ利用を検討してほしい制度です。

埼玉県はこれ以外にも介護士としてキャリアアップしていくための支援制度も多くあります。もちろん川口市で利用できますから、積極的に情報収集しましょう。

本当に住みやすい街でランクインしている

川口市は有名住宅ローン会社が発表する「本当に住みやすい街大賞」で、2020年・2021年に1位となりました。受賞の理由は、京浜東北線で東京・品川まで乗り換えなしのアクセスのよさ、充実した商業施設、駅周辺の再開発などが評価されたことによります。川口市も「お願い 住んで 川口市」をキャッチコピーに、子育て世代の転入促進に力を入れています。子育てしながらお仕事したい介護士さんにとって注目のエリアです。

川口市は介護のお仕事にもおすすめ!転入者が多く活気あふれる街で求人を探してみよう

川口市は東京と隣接する非常に便利な市です。埼玉県による介護職としてのキャリアをスタートするための体制も整っており、埼玉県の介護職平均月収より高収入の求人もたくさんあります。ぜひ、若い世代の転入が多く活気あふれる川口市で、介護職の求人を探してみてください。