介護士として働きたい!伝わる・差がつく履歴書の書き方

履歴書を前にすると、自分のことを書くだけなのに、ついつい難しく考えてしまいがち。基本的なポイントを押さえるだけで印象は大きく違ってきます。採用担当者に「この人に会ってみたい!」「この人と仕事がしてみたい!」と思ってもらえるように、介護スタッフを目指す人のための履歴書の書き方を解説します。ポイントを押さえ、初めて会う人に自己紹介するつもりで書いてみましょう。

介護スタッフを目指すあなたのここが知りたい!

どんな仕事を経験してきましたか?

多くの企業が面接で「あなた」について質問すること。それは、「職歴」です。「堂々と書けるほどの職歴がない」という方も大丈夫。アルバイトや派遣の経験も含め、今までどんな仕事に携わってきたのかを教えてください。

特に新卒者や主婦歴の長い方などは、職歴がなくて当然です。職歴がないからといって、面接に臨む前から自信をなくしてしまうと、かえって逆効果。「職歴なし」と記載し、他の部分でアピールできればまったく問題ありません。逆に職歴が多すぎて履歴書に書ききれない場合は、短期のアルバイトや派遣などの経験は省略してよいでしょう。

介護業界の場合、企業側から特に指示がない限りは、職務履歴書の提出を求められないことがほとんどです。その場合は、面接で履歴書をもとに質問されることになります。どこで、どんな仕事に就き、どのような立場で働いていたのか、そこでどのようなことを学んだのか、どのようなスキルを身に付けたのか、採用担当者の前で話せるようにしておきしょう。

趣味は何ですか?

介護業界は、人柄を重視する企業がほとんどです。仕事には直接関係のない趣味であっても、「特になし」と書くよりは何か1つでも書いておきましょう。採用担当者も、趣味からあなたの人柄を想像しやすくなり、面接で話が広がるきっかけにもなります。ただし、履歴書用にわざわざ趣味を作っていただく必要はありません。無理に興味のない趣味を書いても、話が広がらないばかりか、入社後に趣味の話を持ち出されて大慌て・・・ということにもなりかねません。

どんな仕事もそうですが、介護の仕事にも正解はありません。思いどおりの理想的なケアができず、悔しい思いをすることもあるでしょう。そんなときにオンとオフの切り替えができるような趣味を見つけておくのもよいですね。

資格はお持ちですか?

介護スタッフを目指す場合は、当然ながら介護系・福祉系の資格は良いアピール材料となります。取得済みでない場合も、「勉強中」と書くことで好感を持たれます。介護系・福祉系の資格以外で、介護業界で役立つ資格やスキルには、送迎時に必要な「普通運転免許」や、事務作業に必要な「PCスキル」などが挙げられます。

また、デイサービスなどでの仕事を希望される場合は、ピアノや歌などの音楽系のスキル、書道や華道、フラワーアレンジメントなど、高齢者の方と一緒に楽しめるような資格・スキルも強みになります。これらの資格・スキルをお持ちなら、遠慮なく履歴書に書きましょう。資格がない、プロ級ではないが実績があるという場合は、趣味の欄でアピールしてもよいでしょう。

自分らしいエピソードはありますか?

介護の仕事は日々の生活に密着しているため、主婦としての家事経験は大きなアピールになります。家族の介護経験に限らず、高齢者と一緒に料理したり買い物に出かけたりなど、高齢者となんらかの関わりを持った経験があれば、遠慮なくアピールしてください。おじいちゃんっ子またはおばあちゃんっ子だったというだけでもかまいません。

また、接客業やボランティアなど、人に対してなんらかのサービスを提供した経験があれば教えてください。特に、ケアワーカーのように施設の中で介護に携わる場合は、複数のスタッフがチームとなって働くことになるため、学生時代や趣味のサークルでチームコミュニケーションを大切にした経験やエピソードがあれば、強力な自己PRになります。

履歴書の基本項目もぬかりなく!

すべての履歴書に共通する項目も、一般的なルールを守って丁寧に書くことで、社会人としての常識やマナーを持ち合わせていること、熱意を持って応募していることが伝わります。

日付

記載日ではなく、面接に履歴書を持参する場合は面接日、郵送する場合は投函日を記載します。履歴書全体で西暦もしくは和暦で統一します。

名前

採用担当者が読みやすいように、姓と名の間に少しスペースを空けます。「ふりがな」と記載されている場合はひらがな、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで読み方を書きます。

住所

都道府県名から記載します。アパート名やマンション名は長くても省略はしません。郵便番号も忘れずに記載しましょう。

学歴・職歴

高校、専門学校の卒業の経歴から順に記載します。学部や学科、専攻名まで明記します。高等学校を高校と略してはいけません。必ず正式名称を使います。職歴は、学歴の最終行から一行空けて記載します。

電話番号

固定電話もしくは携帯電話のうち、日中に連絡がつきやすい方を記載します。両方記載しても構いません。市外局番の書き忘れに注意しましょう。

写真

3cm×4cmの証明写真を貼ります。スナップ写真を切り抜いて使うのはやめましょう。万一はがれてしまった場合に備えて、裏面には自分の名前を記載しておきます。

本人希望記載欄

希望する職種や勤務地を記載します。事情により勤務できない曜日や時間がある場合には、その理由を書いておきましょう。特に希望がない場合は、「特になし」ではなく、「勤務地および待遇は貴社規定に従います」とするほうが好印象です。

志望動機&自己PRのポイントを押さえよう!

履歴書の志望動機や自己PR欄は、たくさん書いてあればいいというわけではありません。簡潔な文章のなかに、自分らしさをいかに表現できるかが最も重要なポイントです。「熱意は誰にも負けません」「人の役に立つ仕事がしたいと思いました」「貴社の将来性に期待しました」など、誰もが使う当たり前の表現で、当たり前のことを書くだけでも十分ですが、ここに自分ならではの具体性のあるエピソードを付け加えると、さらに説得力が増します。

未経験者からチャレンジする方

介護業界の傾向として、未経験者も積極的に採用しています。未経験者だから不利、ということはありません。

異業種から転職する場合

介護の仕事に興味を持った理由はもちろんのこと、どんな業界で、どのような経験を積んできたのか、どのようなスキルを磨いてきたのかを説明するとともに、そのスキルを介護業界でどのように活かしていきたいか、または活かせると思うのか、自分の考えをきちんと伝えましょう。こうすることで、採用担当者は、入社後の活躍の場をイメージしやすくなります。

経験が活かされる例

接客業・営業職の経験 → 介護サービスを受けられる方やご家族の応対
身体を動かす仕事の経験 → ベッドメイクや移動介助
主婦業の経験 → 生活援助や介護サービスを受けられる方との共同作業

新卒で就職する場合

一般的な新卒の履歴書の書き方に準じれば問題ありません。育ってきた環境、学生時代に学んだことや体験したこと、アルバイト経験などを踏まえて、介護の仕事に就きたいと思ったきっかけを説明しましょう。また、自分が介護の仕事でどのように貢献できると思うのかをきちんと伝えてください。

経験を活かして働く方

ひと口に介護の仕事と言っても、その内容はさまざまです。また、有料老人ホームなのか、デイサービスなのかといった施設の違い、介護サービスを受けられる方の要介護度の違い、さらには施設や組織の規模の違いもあります。どんな施設で、どのような仕事に就き、どのような経験を積んできたのかを説明するとともに、自分が職場で貢献できたと思うこと、成果を上げたこと、スキルアップできたことなどをアピールしましょう。

その際、できるだけ具体的に書くのがポイントです。たとえば、「大幅な業務改善を実現しました」ではなく、「訪問介護でサービス手順書を作成する際、文章だけでなくイラストを多用することで、新人スタッフにスムーズに業務を覚えてもらうことができました」と書くほうが、採用担当者は現場での働きぶりを具体的にイメージしやすくなります。

提出前に活用しよう!
介護スタッフ志望者向け 履歴書チェックシート

西暦と和暦のいずれかで統一している

手書きの場合、ボールペンか万年筆を使用し、一つひとつの文字を丁寧に書いている

修正テープや修正液を使って書き直した跡がない

履歴書が折れ曲がったり汚れたりしていない

証明写真を真っすぐに貼り、裏には自分の名前を書いてある

誤字や脱字がない

文章はですます調で統一している

学歴や職歴、住所、連絡先などの基本情報を、正確に記載している

やりたい仕事に関連する経験を紹介している

介護の仕事と自分の強みを関連づけ、介護の仕事でどのように貢献できるかを説明している

説明が具体的でうそがない

空白が多すぎない

介護の仕事に関心のある方、新しい活躍の場をお探しの方、転職をお考えの方へ・・・

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