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介護職に就く男性に将来性はある?介護業界においての男性の需要も解説

著者: ゲートウェイ

更新日:2023/12/22

公開日:2020/01/31

専門性を高められ、年齢に関係なくチャレンジできる介護職。でも中には、「介護の現場は女性が多いイメージ。男性でもやっていけるのか」と疑問に思っている男性もいることでしょう。本記事では、介護職に就く男性の将来性や需要について解説します。

介護職に就く男性の現状

介護職で勤めている男性の割合

厚生労働省の発表によると、施設などに勤めている介護職員(正規職員)の男女の割合は、男性 33.9%、女性66.1%です。つまり、介護職員のうち約3分の1は男性。決して男性の介護職員が珍しいというわけではありません。

介護職で勤めている男性の給料

職種 年齢 勤続年数 年収
男性 ケアワーカー 39歳 6.8年 363.54万円
ホームヘルパー 40.1歳 6年 352.59万円
ケアマネージャー 43.9歳 8.6年 421.77万円
女性 ケアワーカー 43.5歳 7.2年 326.38万円
ホームヘルパー 48.6歳 7.8年 328.12万円
ケアマネージャー 50.6歳 9年 372.91万円

上記の表は平成30年賃金構造基本統計調査の結果を基に、介護職に就いている人の給与を男女別・職種ごとに挙げたものです。どの職種でも、基本的に男性の方が給与は高い傾向にあることがわかります。ただし、これらはあくまで平均であり、施設や働き方、勤続年数によっても給与は異なるので注意しましょう。

介護職に就く男性の将来性について

男性の介護職員は増えている

前述の通り、介護の現場で働く男性は決して珍しくありません。むしろ想像より多かったと感じる方も多いのではないでしょうか。さらに最近は、介護の重要性が注目されるにつれて男性の介護職員の需要が高まり、増加しています。高齢化がますます進んでいくにもかかわらず、介護の仕事に携わる人材が不足している現状。男性の介護職員は、今後より一層需要が高まると予想されます。

国が待遇改善のため積極的に動いている

介護の仕事は、他の仕事と比べて待遇が良くないと言われています。しかし、高齢化が進む日本にとって、介護職はなくてはならない仕事。安定した介護サービスを提供していくために、介護業界の人材確保は重要な課題のひとつです。近年、介護の現場で働く人たちが安心して長く働き続けることができるよう、国が待遇改善に向けて積極的に動いています。

例えば2019年10月から、要件を満たした経験・技能のある職員を対象に処遇改善を行うよう予算を投じています。他にも従業員の処遇を改善した介護サービス事業所は、加算により介護報酬を多く得られるなど、介護現場の仕組みも整えているのです。今後も待遇改善が進められていく予定であり、介護職員を取り巻く環境はますます良くなっていくと期待されています。

介護職に男性の需要がある理由3つ

介護職は力が必要な仕事が多い

ベッドや車いす、車への移動や移乗など、介護職は体力勝負の面も大きいです。施設によっては、寝たきりで自分の力では動くことができない利用者もいます。そんなとき力仕事を任せられる男性は、介護現場で頼りになる存在。女性だけなら数人がかりで行っていたような業務も、男性がいればより少ない人数、または1人で対応できます。

長期間働いてもらいやすい

女性の活躍が推進され、性別に関係なく活躍できる社会になりつつありますが、女性にとって結婚、出産は大きなライフイベントです。中には、産休や育休後に体力面やパートナーとの関係によって働き方を変える人もいます。その点、比較的長い期間働いてもらいやすい男性を、積極的に採用している施設も多いです。施設側に期待されている分、キャリアアップして管理職に就ける可能性も高いでしょう。利用者から見れば、同じ職員が長期間そばにいてくれるという安心感を得られます。

トラブルへの抑止力になる

介護の現場は女性が多い職場ですが、男性もいることでさまざまなトラブルを抑止する効果が期待できます。介護の現場でどのようなトラブルが起こりやすいか、そしてなぜ男性の職員が頼りにされているのか、下記で具体的に説明します。

男性介護士がいることで抑えられるトラブル例

利用者のセクハラや暴言、暴力によるトラブル

介護の現場では、介助をするときに利用者の身体に触れることがあります。そのため利用者の中には、女性の介護職員に対してセクハラと思われるような言動や振る舞いをする人も。男性が介助を行うなら、そのような心配は少なくなります。また、男性の利用者の中には、女性から介助されることに慣れていない人もいます。そんなときに同性の職員がいれば、安心してサービスを受けられるでしょう。

さらに介護を受ける利用者の中には、認知機能が低下している方や、思うように身体を動かすことができず気がめいっている方もいます。ちょっとしたことにイライラしてしまい、暴言や暴力につながることもあるようです。威圧的な利用者がいる場合も、力の強い男性の方が対処しやすいと考えられます。

職員同士の人間関係のトラブル

女性が多い職場では、どうしても人間関係のトラブルが起こりがち。そこに男性がいることで、ギスギスした雰囲気が落ち着くケースがよく見られます。また、男性ならではの視点から見ることで、職場に新たな風を吹かせることもできるでしょう。

男性介護士は職場で頼りにされる、将来性のある仕事です!

人生100年の時代が到来するとも言われ、高齢化が進んでいく日本において介護職はなくてはならない仕事。その中でも男性介護職員は、利用者からも一緒に働く仲間からも頼りにされる存在なのです。やりがいを感じながら長く働ける仕事に就きたいと考えている男性は、ぜひ介護職への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

ゲートウェイ

ゲートウェイ

異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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