介護福祉士の平均給料は高い?安い? 給料を上げるにはどうすればいいかも解説

貯金イメージ

介護福祉士の平均月給は31万円ですが、働き方によって給料に変動が出やすいという特徴があります。しかし、介護福祉士は国家資格であるため、キャリアアップを狙うことで自然と給料アップにもつながるかもしれません。本記事では、介護福祉士の平均給料を中心に、給料を上げる方法についてもご紹介します。

介護福祉士の平均給料

介護福祉士の平均年収
全体平均 376万7,040円
※ボーナス、残業代、各種手当含む
参考:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果|P106

 

介護福祉士になった場合、平均年収はおよそ376万円です。ただし、

・地域
・介護施設
・その他実務経験の有無
・その他資格の有無
・ワークスタイル

によって年収は変動するため、あくまで目安として覚えておきましょう。

介護福祉士の平均月収

介護福祉士の平均月収
31万3,920円

 

「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護福祉士の平均月収は31万3,920円です。

施設ごとの介護福祉士の平均給料

介護福祉士は、働く職場環境によっても給料が変動します。以下の表は、介護福祉士が働く職場ごとの平均月給です。

施設 平均月給
介護老人福祉施設 34万2,230円
介護老人保健施設 32万6,540円
介護療養型医療施設 29万7,150円
訪問介護事業所 30万1,480円
通所介護事業所 26万2,900円
認知症対応型共同生活介護 29万1,500円

 

介護福祉士が働く環境によって、月給が26~34万円前後と変化の幅があるのがわかります。

【アルバイト・パート/派遣】介護福祉士の平均時給

非常勤で月給制の場合
約1,915円

 

働き方の違いとして、アルバイトやパート・派遣の介護福祉士についても取り上げてみました。

所属する派遣会社や求人の場所によって時給は異なるものの、おおむね上記が平均時給といえます。

また、アルバイトやパート・派遣の介護福祉士として働く場合、残業が少ないなど自由な働き方が実現できる代わりに、正社員と違い賞与がないということも念頭に置かなければいけません。

アルバイトやパート・派遣の場合、スポットで働くのか中長期的に働くのかだけでなく、地域がどれだけ介護職を必要としているかによっても変化するため、参考にしてみてください。

介護福祉士で給料アップを狙うには?

給与に悩むイメージ

苦労して介護福祉士の国家資格を取ったとしても、資格を取る前と給料が変わらなく悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

介護福祉士をはじめ、多くの会社では勤続年数に比例して少しずつ給料がアップしますが、なかなか給料アップを実感できないという人もいることでしょう。

国家資格を持っている介護福祉士が、給料アップを狙う方法は主に以下の3つが考えられます。

・「勤続10年以上」という条件を満たす
・ケアマネージャーや認定介護福祉士などの資格取得を目指す
・転職してみる

「勤続10年以上」という条件を満たす

最もスタンダートな給料アップ方法が「勤続10年以上」を目指すことです。

さらに、「介護労働実態調査のデータ」よれば、介護技術や経験豊富な介護職の人に対し、「勤続年数 10 年以上の介護福祉士について月額平均 8 万円相当の処遇改善を行う」という方針も出され、約6割の事業所が算定するまたは算定する予定と回答しました。

また、「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によれば、介護福祉士の平均月給である31万3,920円を稼ぐ平均勤続年数は8.4年と算出されています。介護福祉士として働く人は勤続年数も長いこともわかりますよね。

このように、介護福祉士として働く人たちは勤続年数が長くなればなるほど、手当てが発生する制度も整えられているのです。

資格取得を目指す

資格取得を目指す方法は、介護福祉士がさらなる給料アップだけでなく、キャリアアップも同時に目指せます。

介護福祉士が取得しやすい資格は、以下の2つが代表的です。

・ケアマネージャーの資格を取得する
・認定介護福祉士の資格を取得する

ケアマネージャー

ケアマネージャーは介護福祉士のキャリアアップの中のひとつで、介護支援専門員という資格が必要な介護の専門職です。

介護福祉士をはじめとする現場の人たちと協力して、サービス利用者に安心して利用してもらえる介護サービスを構築する業務が中心で、ケアマネージャーが作成したケアプランをもとに介護がおこなわれます。

ケアマネージャーになるには?
・国家資格に基づく業務の実務経験が5年以上かつ、900日以上あること
・相談援助業務に従事した期間が5年以上かつ、900日以上あること

「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、ケアマネージャーの平均月給が34万9,980円です。介護福祉士の資格だけよりも給料が約3.6万円アップしていることがわかります。

認定介護福祉士

認定介護福祉士は、介護福祉士の上位資格として新しく設立された民間資格です。

介護の現場でプロフェッショナルとして活動できるだけでなく、介護福祉士だけでは補えない医療やリハビリなどの新しい知識・チームリーダーとしてのスキルなどが求められます。

ただし、認定介護福祉士の資格自体が新しい資格であるため、待遇面がアップするかどうかは職場によって変動があるのが現状です。

ただし、認定介護福祉士の資格を持っていることで、役職手当がもらえる場合もあるため、認定介護福祉士の活躍を重視している場所では給料アップが期待できるでしょう。

認定介護福祉士になるには?
・介護福祉士資格を持っていて、かつ実務経験が5年以上
・認定介護福祉士養成研修Ⅰ類・Ⅱ類の合計600時間の講義を受講
・介護チームのリーダーとしての実務経験がある
・居宅、居住(施設)系サービス双方での生活支援の経験をもつことが好ましい

認定介護福祉士養成研修を行う団体によっては「介護士ファーストステップ研修」の修了が条件に含まれている場合があるため、事前に確認が必要です。

転職をしてみる

現在の職場で模索しても給料アップが期待できなかった場合は、他の職場への転職によって給料アップが叶う場合があります。

転職の事例
・夜勤があり、夜勤手当がもらえる職場
・今より大きな事業所や施設への転職
・「特例処遇改善加算」などの加算算定実績のある職場

仕事をしながらの転職は難しいかもしれません。その場合は、介護職に特化した転職サイトのエージェントに相談しながら、希望の給料額を提示している場所を探すと良いでしょう。

介護福祉士は転職でも給料アップが見込める?試しに求人を確認してみましょう!

介護福祉士の平均月給は31万円ですが、働く施設や事業所だけでなく、ワークスタイルや男女別など様々な要因で変化します。現在の職場が好きな場合は、まずは勤続年数を増やしながら新しい資格取得へチャレンジして、給料アップを狙うのがおすすめです。

資格取得を目指すことで、給料アップだけでなく、介護福祉士だけではわからない新しい介護職の仕事の幅も見えてくるでしょう。

転職を決意した場合は、自分がどのくらいの月給・年収を希望しているかを明確にしてから臨むと良いかもしれません。

介護福祉士としての業務や業績を適切に評価してもらえる、給料アップにつながる活動を始めてみてはいかがでしょうか。