デイサービスのレク代表例と盛り上がるレク15選!企画のコツや注意点とは

レクリエーション介護士

デイサービスはご利用者さまが自立した生活を送るためのサポート、そして社会的孤立の解消を図り、心身の健康維持を図るための施設です。デイサービスでは娯楽や身体機能の向上・維持を目的として、レクリエーションを実施します。今回はデイサービスで行うレクリエーションの代表例や企画のコツ、実施の際の注意点について詳しくご紹介します。

デイサービスでのレクリエーション代表例

お手玉で認知症予防

デイサービスには、1日のスクジュールにレクリエーションが組み込まれています。レクリエーションの目的は娯楽による気分転換の他に、体や脳の機能の向上・維持、他者との交流による社会的孤立感の解消です。レクリエーションにはさまざまな種類があるため、根底の目的を理解することで、それぞれを実施する意味の理解が深まります。まずは代表的な4つのレクリエーションをご紹介します。

お手玉

お手玉はご利用者さまの年代であれば、子供時代に遊んでいた馴染み深い道具の1つです。そのためお手玉の扱いにも慣れており「懐かしさ」を感じながらレクリエーションに参加してくれます。またお手玉は怪我につながるリスクも少ないため、安全に体を動かしながら楽しめる点も良いポイントです。お手玉でできるレクリエーションの種類も豊富なので、ぜひ取り入れてみてください。

お手玉の代表的なレクリエーション
・お手玉箱のせゲーム
・棒倒し
・五目並べ
・お手玉けり
・お手玉入れ
・お手玉キャッチ など

健康体操

健康体操はラジオ体操や各部位に特化した体操により運動習慣を身につけ、生活に必要な身体機能の維持・向上を図ることを目的としています。また一緒に運動することで一体感が感じられ、孤立感の解消にも効果的です。体を動かすことが苦手な方でも、仲間と楽しむ健康体操であれば積極的に参加してくれるでしょう。

健康体操を行う際は、足腰に負担をかけないよう椅子に座りながら行うのがおすすめです。音楽に合わせたり、オリジナルの掛け声を作ったりすることで、一体感を持って体操が楽しめるでしょう。

脳トレ

脳トレは、認知症予防や進行抑制の効果に期待できるレクリエーションです。脳トレではクイズやなぞなぞなど、さまざまなレクリエーションを実施しますが、全て正解することが目的ではありません。頭を使って問題を解こうと考えることが脳の活性化にもっとも効果的であり、それが認知症予防や進行抑制につながります。
以下のようにさまざま脳トレを実施することで、その効果も大きくなります。

脳トレの代表的なレクリエーション
・クイズ、なぞなぞ
・ボードゲーム
・漢字や計算クイズ
・手遊び、指体操 など

歌・合唱

歌や音楽を使ったレクリエーションは、ご利用様からも人気が高いレクリエーションの一つです。歌うことは肺を活性化させるため、心肺機能の維持・向上に効果的です。また、懐かしい音楽は昔を思い出すことによる精神安定化や、脳の活性化による認知症予防効果にも期待できます。さらに音楽は体操やゲームとも組み合わせやすいため、バリエーションに富んだレクリエーションが楽しめるのもメリットです。
カラオケや合唱、ゲームを取り入れた歌を実施して、楽しみながらレクリエーションを実施してみましょう。

歌・音楽の代表的なレクリエーション
・童謡、わらべ歌
・「もしもし亀よ」8421 体操
・イントロクイズ
・歌合戦
・歌いながらボール回し など

デイサービスでやると盛り上がるレクリエーション15選

目的に合わせて実施するレクリエーションの他、盛り上がりを重視したレクリエーションも取り入れてみましょう。より一体感を持ってレクリエーションを楽しむことができますデイサービスに親しんでもらうためにも、ぜひこちらのレクリエーションも実施してみてください。以下は、デイサービスでやると盛り上がるレクリエーション15選です。

ゲーム名 内容
1.新聞丸めてドン!新聞紙で作った箱に、手元の新聞紙を丸めてより多く入れた人(チーム)の勝ち
2.茶摘みお茶の葉に見立てた点数付きの紙コップを、洗濯バサミや100円ショップのロボットアームなどで掴み、獲得できた紙コップの合計点を競う
3.紙コップタワー紙飛行機を作成し、積み上げた紙コップに投げて、倒れた数を競う
4.風船パレー30秒~1分間、個人、またはグループで1つの風船を投げ合い、風船に書かれている単語を当てる
5.マルチタスク体操お題に合わせた振り付けを考え、掛け声にお題が出たらその振り付けをする
6.紙コップゴルフ点数の書いた紙コップをテープで床に貼り付け、ピンポン玉を使って紙コップに向けて投げて、ピンポン玉の入った合計点を競う
7.ハエ叩きゲーム紙で作ったハエと障害物をテーブルに貼り、1分間ハエ叩きで叩いて獲得できたハエの点数を競う(ハエの点数を変えたり、マイナスポイントになる虫を追加するなど工夫しても良い)
8.犬猫脳トレスタッフが「犬」と言ったら「ワン」、「猫」と言ったら「ニャー」、またはその逆を答えてもらう
9.お手玉都道府県クイズ都道府県に関するヒントを出し、シンキングタイム後に都道府県が書かれた紙にお手玉を投げて、正解の用紙にお手玉が乗った人が勝ち
10.野菜の重さ当てクイズ野菜を複数用意して予想した重さ順に並べてもらい、その後はかりで重さを調べて、正解かを競う
11.うちわでリレーお手玉や風船などをうちわに乗せ、端から端まで落とさずに受け渡せたチームが勝ち
12.紙飛行機飛ばし個々に紙飛行機を作って、決められたラインに向けて投げてもらい、1番ラインに近い人が勝ち
13.お手玉ぐらぐらゲームラップの芯の上にトレーを置いてその上にお手玉を積み上げ、トレーが落ちないようにお手玉を1つずつ取っていく
14.棒サッカー柔らかいボールと新聞紙で作った棒を用意して、相手のゴールに棒を使ってボールを入れた数が多い方が勝ち
15.難読漢字クイズ難読漢字の答えを4つのカードに記し、正解のカードにお手玉を投げて乗っていれば勝ち

デイサービスでレクリエーションを企画するコツ

折り紙遊び

レクリエーションの企画はスタッフの大切な仕事の1つです。レクリエーション企画は、段階を意識することがコツです。ここではレクリエーション企画で意識すべき4段階についてお伝えします。

導入段階

導入段階では緊張感や不安感を解いてあげることを目的に、誰でもできる簡単なレクリエーションを選びましょう。簡単な体操や誰もが知っている歌を用いたレクリエーションがおすすめです。自分にもできると実感でき、その場に慣れることができれば、その後も楽しみながらレクリエーションに参加してくれるでしょう。

交流段階

ペアやグループでできるレクリエーションを取り入れて、仲間同士が交流できるようにしましょう。なるべくスタッフが介入せずに、参加者同士がコミュニケーションを図れる環境作りをすることがポイントです。

自己表現・相互作用の段階

交流を深めたのち、協力できるレクリエーションを用いて対人意識を育てましょう。チーム対抗のゲームやクイズ、カラオケなどで個性を発揮させるレクリエーションがおすすめです。

まとめの段階

実施したレクリエーションの感想や次回の要望を尋ねる段階です。レクリエーションは非日常的であるため、感想や要望を尋ねることで日常へ戻る意識付けをしてあげます。

レクリエーションを実施する上での注意点

レクリエーションを実施する際、まずはスタッフがその楽しさを伝えられるように内容や方法を説明することが重要です。

なぜなら淡々と説明するだけでは、参加者に「子供扱いされた」「馬鹿にされた」と感じさせてしまうことがあるからです。

またレクリエーション実施に伴う準備や練習不足は、参加者に対して失礼に当たります。そのため経験の浅いスタッフであればあるほど、入念な準備と指導の練習が欠かせません。

レクリエーションの種類ごとに見る実施の注意

ここではレクリエーションの種類ごとの注意点をお伝えします。

歌・合唱の注意点

参加者が同じ音、同じ歌詞で一体感を持って取り組めるよう、まずはスタッフが歌って聞かせることが大切です。また歌詞は個別に配るのではく、黒板や模造紙に大きく書いて全員が見られる場所に貼りましょう。

ゲームの注意点

ゲームの醍醐味は、競い合うおもしろさです。そのためにはルールを正確に理解してもらうことが重要です。ルール説明はモデルを示して簡潔に行い、細分化して進行させながら付け加えていきましょう。

健康体操の注意点

健康体操は、音楽についていけない参加者もいます。無理に従おうとして体勢や姿勢の崩れが生じることもあります。全員が同じリズム、スピードでできるとは限らないことを念頭に、状況把握を怠らずにすすめていくことが大切です。

デイサービスでのレクはご利用者さまの楽しみの1つ

今回はデイサービスのレクリエーションについて代表例や盛り上がるレク、企画のコツや注意点をご紹介しました。

ご利用者さまにとって、レクリエーションは楽しみの1つです。その点を理解しつつ、レクリエーション実施の目的も押さえて、参加者が楽しめるレクリエーションを企画しましょう。