介護職を辞めたい!辞めたい理由や介護職に向いていない人の特徴とは

介護職は安定している反面、厳しい業界であることも事実です。介護に従事されている方の中には、辞めたいと感じていたり悩みを抱えていたりする方も多いでしょう。今回は介護職を辞めたい方によくある理由や、向いていない方の特徴などをお伝えします。介護職を辞めたいと考えている方は、今一度自分の仕事について振り返ってみてください。

介護職を辞めたい理由6選!介護職によくある悩みなど

介護職は社会からの需要が高い職業であるにも関わらず、慢性的な人手不足が課題になっています。ここでは介護職によくある悩みや代表的な退職理由をみていきます。

①人間関係のストレス

人間関係のストレスは、最も多い退職理由の1つです。幅広い年代の人や、さまざまな職種の方が一緒に働く環境にある介護業界。関わる人数の多さから、価値観の違いも生まれやすいといえるでしょう。

また、職場の人間関係だけでなく、利用者の方との関係にストレスを感じることもあるかもしれません。人と接する仕事であるからこそ、ストレスも溜まりやすい環境といえます。

②人手不足で仕事がハード

慢性的な人手不足から、仕事がハードで常に忙しい状況であることも珍しくありません。体力的にも精神的にも負担の大きい仕事であることから、利用者の方や周囲のスタッフに余裕を持てないときもあるでしょう。身体的な疲れだけでなく、理想と現実にギャップを感じて悩んでしまう方も少なくありません。

③精神的に辛い

介護福祉施設は、さまざまな利用者がいます。時には心無い言葉をぶつけられ、相手に悪気がないことがわかっていても、精神的に辛くなってしまいます。そんな中でも介護職の仕事を続けるには、利用者の方を支える強い意志が必要です。

④体力の衰え

年齢を重ねるにつれて増える悩みが、体力の衰えです。介護は利用者の身体を支えたり、抱えたりと、ハードな仕事です。そのため腰痛などを患ってしまい、仕事が困難になってしまう方もいます。また施設によっては不規則なシフト勤務になる場合もあります。安定しない生活リズムから、疲労が溜まりやすくなることも珍しくありません。

⑤給料や待遇への不満

国や事業所では、介護職の給料や待遇の改善が進められていますが、まだまだ満足できる環境でないのが現状です。仕事量や拘束時間に給料が見合わない、ポジションの割りに待遇が良くない、教育体制が整っていないなどの現場の声は依然として聞かれます。このことが介護職を続けることや、将来的なキャリアへの不安につながっています。

⑥介護職が向いていない

マイナスなことが続いてしまうと「自分が介護職に向いていないのでは…」と考えてしまう方も少なくありません。しかし、介護職が好きで、やりがいを感じているのであれば、自分が向いていないと判断するのは早いかもしれません。介護職が向いていないと決めつけて辞めてしまう前に、今一度介護職に就いた理由や将来的なビジョンを考え直してみましょう。

介護職の離職率について

介護労働安定センターによる「令和元年度介護労働実態調査」では、平成29年度の介護職の離職率は15.4%です。一見高い離職率に思えますが、全体の離職率は15.6%であるため、介護職の離職率が特別高いわけではありません。また国や事業所が給与や待遇の改善に努めていることからも、離職率は年々低下傾向にあります。

介護職が向いていなくて辞めたい!向いていない人に見られる特徴とは

介護職への向き不向きは、実際に働かないとわからない部分もあります。しかしその人の求める仕事のスタイルや性格により、向き不向きの目安になることも。介護職への就職や転職を検討している方で以下の特徴に当てはまる方は、介護職に向いていない可能性があります。

効率的に仕事をこなしたい

効率的に仕事をこなすスキルは、多くの職種で求められます。介護においても同様ですが、必ずしも効率的に仕事が進むとは限りません。介護をする相手は、基本的に高齢の方です。相手を尊重し、相手のスピードに寄り添って、丁寧に対応することが重要視されます。効率を重視して仕事を進めたい方からすると、介護職ではやりがいを感じられないかもしれません。

コミュニケーションを取ることが苦手

介護は利用者の身体的な介助や身の回りのお世話が基本の仕事ですが、話し相手になって寄り添うことも重要な役目です。介護職の役割の1つに、社会的孤立感の解消があります。これには介護スタッフが中心となって、利用者の方の話し相手になることが大切です。

また介護職には、チームプレイが重要です。周りのスタッフとコミュニケーションを取りながら仕事する必要があります。相手とコミュニケーションを取ることが苦手な方や、黙々とひとりで仕事をこなしたい方は、介護職には向いていないでしょう。

体力がない

介護職はシフト制かつ夜勤があったり、利用者の身体を支えたりする体力消耗の激しい仕事です。そのため体力に自信のない方や、疲れやすい方は介護職として長く働き続けるのは難しいでしょう。どんなに介護の仕事が好きであっても、体力が伴わないと仕事ができません。

神経質・潔癖症

介護は入浴や排せつの介助など、人の生活に密着する仕事です。そのため神経質な性格の方や、潔癖症の方は、介護の仕事が辛いと感じてしまうかもしれません。

介護職を辞めるかどうかの判断基準とは

介護職を辞めたいと悩んでいる段階では、まだどこかで続けたいという気持ちも残っているでしょう。辞めてから後悔することのないよう、今一度以下のポイントを見直してみることも大切です。

介護の仕事が好きでやりがいを感じているか

仕事や人間関係が辛いなどの悩みは、介護職に限らずどこの職場でも起こる悩みです。そこで振り返るべきポイントは、「介護の仕事が好きか」「やりがいを感じているか」という点です。どんなに辛いことがあっても、介護の仕事を続けていきたいという気持ちがあるのなら、辞めるべきではないでしょう。仕事の中で特定の苦手分野がある場合は、サービス種別を変更することで解決する場合もあります。自分がなぜ介護の仕事をしているのか、何を実現したいかを振り返ってみる時間も大切です。

介護職としての自分の将来がイメージできるか

辞めたいという感情は、一時のケースもあります。目の前の感情だけで考えず、5年後、10年後といった中長期的な目で介護職として働いている自分がイメージできるかを確認してみましょう。将来的にこのまま介護職に従事したいのか、具体的なキャリアビジョンが描けているのかを、考える機会にしてみてください。

介護職を辞めたいと辞めたいと思ったら、転職も検討してみよう

介護職を辞めたいと考える方の理由はそれぞれです。介護職自体が辛いのか、それ以外に問題があるのかで、解決方法は大きく異なってきます。介護の仕事は続けたいけれど職場や労働環境に問題があるという場合は、転職も1つの道です。全体的に人手不足である介護業界は、転職しやすい環境といえます。我慢して心身が疲弊してしまう前に転職も検討してみてはいかがでしょうか。