サービス提供責任者(サ責)になるには資格が必要!要件や取得方法・仕事内容をご紹介
著者: ゲートウェイ
更新日:2025/09/23
公開日:2019/07/09
サービス提供責任者になるためには資格を取得することが必要であり、資格要件は厚生労働省によって定められています。本記事では要件や取得方法、仕事内容に加え、メリット・デメリットや求人例まで網羅的に取り上げ、介護職のステップアップを目指す方に役立つ情報をまとめています。
目次
サービス提供責任者になるために必要な実務経験年数はありますか?
サービス提供責任者は介護以外の資格(看護師や社会福祉士)も要件になりますか?
サービス提供責任者(サ責)になるための資格要件
サービス提供責任者は介護福祉士や実務者研修修了者などの有資格者が就けます。
サービス提供責任者になるには特定の資格が必要ですが、「サービス提供責任者」という資格自体は存在しません。介護福祉士や実務者研修修了者などの有資格者が就ける役職名を指しており、現場では介護計画の作成やスタッフの指導を担います。資格取得を通じてキャリアを広げられる重要な役割といえるでしょう。
サービス提供責任者(サ責)とは
サービス提供責任者は、略して「サ責」とも呼ばれます。訪問介護事業所に配置が義務付けられており、ケアマネージャーとヘルパーを結ぶ重要な役職です。ケアプランに基づく訪問介護書類の作成やヘルパーの指導や管理といった責任者としての業務を担います。
サービス提供責任者(サ責)になるために必要な資格
サービス提供責任者になるには、以下の資格が必要です。
・介護福祉士資格
・介護福祉士実務者研修
・介護職員基礎研修(旧資格)
・ホームヘルパー1級(旧資格)
サービス提供責任者として働きたい場合には、介護福祉士、介護福祉士実務者研修、介護職員基礎研修、ホームヘルパー1級のいずれかの資格を取得している必要があります。
なお、ホームヘルパー1級講習、介護職員基礎研修はすでに廃止されているため、これから取得することはできません。廃止前に取得している場合はサービス提供責任者になることが可能です。
サービス提供責任者になる要件を満たす資格の取得方法
・介護福祉士資格の取得方法
・介護福祉士実務者研修の取得方法
介護福祉士の取得方法
介護福祉士は、社会福祉士・精神保健福祉士と合わせて「福祉の三大国家資格」と言われています。介護業務を一通りおこなえる高い専門知識と技術の証明とも言える資格です。その取得方法は、大きくわけて以下の3種類です。
・介護施設で実務経験を経て取得する
・福祉系高校を卒業する
・介護福祉士養成施設を卒業する
教育機関に通う時間や金銭的な余裕がない場合は、実際に介護現場で働き、実務経験を経て受験する方法が一般的です。
介護福祉士実務者研修の取得方法
介護福祉士実務者研修は、介護の基礎的能力を高め提供するために設けられた資格です。介護福祉士初任者研修の次の段階として位置付けられています。取得には介護福祉士実務者研修をおこなう学校などで450時間のカリキュラムをする必要があります。基本的に誰でも受けられますが、学校によっては初任者研修を修了していることが受講要件となる場合があるので注意しましょう。
【施設毎の追加要件】サービス提供責任者に必要なその他の資格
同行援護・行動援護をおこなう事業所の場合、上で紹介した介護福祉士、実務者研修を取得しているだけでは、サービス提供責任者になることができません。
同行援護とは、視覚障害者が外出する際の情報提供や必要な支援をおこなうことを言います。一方、行動援護は知的障害者や精神障害・発達障害により日常的に介護が必要な人に対して、行動する上での支援をおこなうことを表します。
同行援護事業所でサービス提供責任者になるための資格要件
どの資格を持っていたとしても、必ず同行援護従事者養成研修を受講し、修了する必要があります。この研修は、一般課程(20時間)と応用課程(12時間)で構成されています。
行動援護事業所でサービス提供責任者になるための資格要件
<所有資格に関係なく、行動援護従事者養成研修の受講が必要です。講義(10時間)と演習(14時間)で構成され、介護資格や実務経験がなくても受講することができます。
サービス提供責任者の配置基準とは?求人の需要が高い背景
現在、サービス提供責任者になれる人材は需要が高く、引く手あまたの状態です。こうした背景にはサービス提供責任者の配置基準というものが大きく関係しています。
直近3ヶ月の利用者数 | サービス提供責任者の必要配置人数 |
---|---|
40人以下 | 常勤1人以上 |
41人~80人 | 常勤2人以上 |
81人~120人 | 常勤3人以上 |
121〜160人 | 常勤4人以上 |
訪問介護事業所には、最低でも1人以上のサービス提供責任者の配置が義務付けられており、上図のように利用者40名あたり1人必要です。利用者数の多い事業所であればそれだけサービス提供責任者の人数を増やす必要があるのです。
サービス提供責任者の仕事内容
サービス提供責任者の仕事は、主にコーディネーター業務・ケアプラン等の書類の作成、管理業務、訪問介護業務があります。
ケアマネージャーによるケアプランに基づいた訪問介護計画を作成したり、適宜ケアマネージャーと連絡をとり情報共有をしたりと、外部の専門職と関わる機会が多いのも特徴です。さらに、所属ヘルパーの勤怠管理や指導、急な欠員が出たときなどはその代わりをつとめるケースも少なくありません。
訪問介護サービスの計画立案
ケアマネージャーによるケアプランを具体的な計画に起こします。サービス内容を決定する会議に出席し、どのように訪問介護を行っていくかを話し合います。サービスの計画や立案後も、再度内容をチェック。
利用者様、そのご家族とのアセスメント
提供するサービスの計画が決まったら、詳細を利用者様本人とご家族に説明するのも、サービス提供責任者の仕事。実際に自宅を訪問し、面談を行います。利用者様の課題や疑問、要望をヒアリング。サービス内容が適しているかどうか、綿密に確認していきます。
訪問介護計画書作成
利用者様とそのご家族にヒアリングを行った後、情報を基に訪問介護計画書を作成します。利用者様の課題や目標を設定し、曜日ごとの具体的な支援内容と必要となる時間を記します。
モニタリング
計画書のケア期間中に、自宅を訪問して支援の進行度や利用者様の状態を確かめます。計画内容と効果を実際に目にすることで、新たな課題や改善点などを表面化。場合によっては、計画書やサービス手順の変更をします。
事務作業
ヒアリングやモニタリングといった対人業務だけでなく、事務作業にも従事。ヘルパーのシフトを作ったり、請求書を作成したり、書類の作成も担当します。介護サービスの手続き、介護保険などの知識が求められます。
ヘルパー業務
欠員やトラブルが発生した際は、ヘルパーとして介護をしたり、現場のフォローに向かったりするケースも。さらに、ヘルパーの指導やマネジメントといった管理業務を行い、職員をサポートします。
サービス提供責任者として働く1日のスケジュール例
時間帯 | 主な業務内容 |
---|---|
8:30 | メール・連絡帳の確認 |
9:00 | スタッフシフト調整 |
10:00 | 利用者宅訪問・モニタリング |
12:00 | ケアマネジメント・家族への連絡 |
13:00 | 契約説明・訪問対応 |
14:00 | 書類作成 |
16:00 | スタッフフォロー |
17:30 | 翌日準備・退勤 |
<サービス提供責任者の一日は、朝に出勤してメールや連絡帳を確認し、その日の訪問予定やスタッフのシフトを調整することから始まります。午前中は利用者宅を訪問し、モニタリングや契約の説明を行い、必要に応じてケアマネや家族とも連絡を取ります。午後は書類作成やスタッフへのフォローを進め、業務を整理しながら翌日の準備を整え、一区切りつけて退勤する流れとなっています。
サービス提供責任者の給料
介護職員の月収平均 | |
---|---|
サービス提供責任者 | 256,744円 |
介護職員 | 232,560円 |
厚生労働省が発表した令和6年度の「介護労働実態調査」によると、サービス提供責任者の平均給料は256,744円でした。一方で一般介護職員の平均月収が232,560円という結果に。サービス提供責任者になると25,000円ほど給料に違いが現れるようです。
このようにヘルパーとして働く人が、サービス提供責任者になり役職を得ることで、賃金アップが見込めます。そのためサービス提供責任者は、キャリアアップを目指したい人にとって1つの目標にもなるでしょう。
サービス提供責任者になるメリット・デメリット
サービス提供責任者になるメリット | サービス提供責任者になるデメリット |
---|---|
・専門性を高められる ・給与や待遇が向上しやすい ・よりやりがいのある役割を担える |
・業務量が増えやすい ・人間関係の負担が増える ・利用者への直接支援の機会が減る |
サービス提供責任者として働くことには、専門性の向上や待遇改善といった利点がある一方で、業務量や人間関係の負担などの課題も存在します。
サービス提供責任者になるメリット
サービス提供責任者は現場と利用者をつなぐ役割を担い、スキルや待遇面での向上を期待できる仕事です。ここでは主な利点を紹介します。
専門性を高められる
訪問介護計画の作成やスタッフのマネジメントを通して、実践的な知識とスキルを着実に培うことができます。サ責としての経験は、将来的に管理職や施設運営に挑戦する際に大きな武器となり、資格取得や研修の成果とも結び付きやすいです。日々の業務を通じて専門性を高められる点は、介護職としての成長を実感できる大きな魅力となります。
給与や待遇が向上しやすい
一般介護職と比べて役職手当が加算されるほか、昇給や評価の機会も多いのが特徴です。さらにサ責の経験は求人市場で高く評価され、転職活動において有利に働くことが少なくありません。管理業務を通じて実績を積むことでキャリアの安定性も高まり、将来的な選択肢の幅を広げやすくなります。安定した待遇を得られることは大きな利点です。
よりやりがいのある役割を担える
サービス提供責任者は、計画立案やアセスメントを通して利用者の生活改善に直接関わることができます。その結果、家族から「頼れる存在」として感謝される場面が多く、仕事の意義を実感しやすいです。さらに介護現場と利用者を結びつける重要な役割を果たすことで、責任感と誇りを持って業務に臨める点も、サ責ならではの魅力といえます。
サービス提供責任者になるデメリット
責任ある立場で働くことは充実感を得やすい反面、業務や人間関係に伴う負担が増えることもあります。ここでは注意すべき点を示します。
業務量が増えやすい
訪問介護計画書の作成や各種事務処理に加えて、現場での対応も求められるため業務は膨らみがちです。人手不足の職場では残業や休日対応を余儀なくされる場合もあり、突発的な変更や緊急時の対応によって労働時間が長引くことも少なくありません。心身への負担が増す可能性を理解したうえで取り組む必要があるといえます。
人間関係の負担が増える
ケアマネジャーやヘルパーとの調整が頻繁に発生し、相手に配慮する場面が多くなります。また、年上スタッフを指導する立場になることで意見の衝突が起きやすく、ストレスを抱える要因となりやすいです。良好な関係を維持するためには、冷静な伝え方や傾聴の姿勢を持つことが重要であり、人間関係に強さが求められます。
利用者への直接支援の機会が減る
管理業務や会議、事務作業の比重が大きくなることで、利用者と直接関わる時間は減少していきます。現場での介護を好む人にとっては物足りなさを感じやすく、利用者との信頼関係を築く機会が制限される点も課題です。支援の中心が管理業務に移ることで、介護職としての実感を得にくくなる可能性があることを理解する必要があります。
サービス提供責任者に向いている人・向いていない人
サービス提供責任者に向いている人 | サービス提供責任者に向いていない人 |
---|---|
・コミュニケーション力がある ・リーダーシップを発揮できる ・冷静に業務に対応できる |
・対人対応にストレスを感じる ・計画的に業務を行うことが苦手である ・プレッシャーに耐えにくい |
サービス提供責任者には、適性を発揮できる人とそうでない人の特徴が明確に分かれます。ここでは「向いている人」と「向いていない人」の両面から、その資質を具体的に解説します。
サービス提供責任者に向いている人
サービス提供責任者は、介護現場を支える重要な役割を担います。特に利用者や家族、スタッフとの関わりを大切にし、状況に応じた判断と行動ができる人が求められます。
コミュニケーション力がある
利用者の要望や不安を丁寧に聞き取り、安心感を与える対応ができる人はサ責に適しています。家族とも円滑に連携し、介護サービスの方針や状況を分かりやすく伝える力が重要です。また、言葉遣いや態度に配慮し、相手に信頼される人間関係を長期的に構築できる点も求められる資質といえます。
リーダーシップを発揮できる
現場の状況を常に把握し、スタッフに適切な指示やサポートを行える人は組織を支える力になります。各スタッフの強みや課題を理解し、チーム全体の力を最大限に引き出すことが可能です。さらに、トラブルや課題が発生した際には冷静に調整役として行動し、現場の安定を守れる人材が望ましいとされています。
冷静に業務に対応できる
体調急変や予定外のトラブルに対して優先順位をつけて迅速に対応できることは大切です。状況に応じて臨機応変に計画を変更し、現場の混乱を最小限に抑える判断力も必要となります。冷静な判断を下すことで利用者やスタッフに安心感を与えることができ、現場全体を支える信頼性につながります。
サービス提供責任者に向いていない人
対人対応に強いストレスを感じる人や計画性を欠く人、また責任に伴うプレッシャーに弱い人はサ責に不向きです。ここではその特徴を具体的に説明します。
対人対応にストレスを感じる
利用者や家族とのコミュニケーションを避けがちな人は、信頼関係を築くことが難しくなります。対人対応への不安が強い場合、利用者やスタッフの満足度が下がりやすく、全体の調和も乱れる恐れがあります。その結果チーム内で孤立することにつながり、リーダーとしての役割を果たしにくくなるため、業務に支障をきたす可能性があります。
計画的に業務を行うことが苦手である
サービス提供計画やシフト調整といった業務を円滑に進められないと、現場に混乱が生じやすくなります。書類管理や報告業務でのミスが増えると信頼性を損ない、チームや利用者に影響を及ぼします。全体の流れを把握できないことはスタッフへの指示も不明確になりやすく、利用者へのサービスの質を低下させる要因となります。
プレッシャーに耐えにくい
サービスの質を維持する責任を十分に受け止められず、困難に直面した際に途中で投げ出してしまう恐れがある人は不向きです。トラブルや緊急時の対応で精神的に負担を抱えやすく、安定した判断ができなくなる可能性もあります。その結果、責任を果たせないことでチーム全体の信頼や士気を低下させる危険性が高まります。
サービス提供責任者の求人例
職種 | サービス提供責任者 |
---|---|
仕事内容 | 介護施設にてサービス責任者を担当。要介護者とそのご家族をサポートしていただきます。ケアマネージャーとヘルパーをつなぐ連絡係や職員の教育も行っていただきます。 |
給与 | 275,000~280,000円 |
雇用形態 | 正職員 |
勤務時間 | 週5日/1日8時間 9:00〜18:00(月〜日(祝)) |
応募資格 | 必須資格:介護職員実務者研修、介護職員基礎研修、ヘルパー1級、介護福祉士のいずれかをお持ちの方 |
社会保険 | 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金 |
求人の特徴 | 育児・介護休暇の取得OK。資格取得の支援制度も有り |
サービス提供責任者の求人は、給与が275,000円~スタートするものが多いという特徴があります。スキルや経験次第でさらに昇給が狙えるため、コンスタントに稼ぎたい方におすすめ。育児や介護休暇を取りやすく、プライベートとの両立がしやすいのも魅力的です。
サービス提供責任者の資格に関するよくある質問
ここでは、サービス提供責任者の資格に関するよくある質問に回答しています。サービス提供責任者に興味のある方はぜひ参考にしてください。
サービス提供責任者になるために必要な実務経験年数はありますか?
A.資格とあわせて、3年以上の介護実務経験がサ責要件となる場合があります。
サ責になるには、介護福祉士や実務者研修修了者など、一定の資格に加えて実務経験が求められます。介護福祉士の場合は資格取得と同時に要件を満たしますが、実務者研修修了者は3年以上の介護経験が必要です。実務経験は利用者への支援だけでなく、介護記録や連携調整を含む幅広い業務の中で積み重ねていくことが条件となります。
サービス提供責任者は介護以外の資格(看護師や社会福祉士)も要件になりますか?
A.看護師や社会福祉士なども、サ責要件として認められています。
介護福祉士や実務者研修の修了だけでなく、看護師や准看護師、社会福祉士、精神保健福祉士などもサ責の要件として認められています。これらの資格を持つ人は、介護現場での実務経験とあわせて条件を満たすことで、サービス提供責任者として従事することが可能です。医療や福祉の専門職資格は利用者支援に強みを発揮する点が特徴です。
旧資格を持っている人は今もサービス提供責任者になれますか?
A.旧資格保持者もサ責要件を満たし、現場で従事することができます。
訪問介護員1級や介護職員基礎研修といった旧資格を有している人も、現在サ責として従事することが可能です。制度改正により資格体系は変化しましたが、既に取得している旧資格は引き続き有効とされており、現場でのキャリア形成に活かすことができます。
ただし、最新の制度や事業所の方針によって追加研修を求められる場合もあるため確認が必要です。
サービス提供責任者を続けるために更新や追加研修は必要ですか?
A.更新制度はないものの、追加研修や自己研鑽は継続的に必要です。
サ責資格自体に定期的な更新制度は設けられていません。ただし、介護職員等による研修や事業所内でのスキルアップ研修を受講する機会は多くあり、最新の知識や制度改正への対応が求められます。研修は利用者の安全やサービスの質を維持するために重要であり、実務を継続して担う上で自己研鑽が欠かせない要素といえます。
サービス提供責任者になって介護職のステップアップにつなげましょう
サービス提供責任者は介護現場を支える要となり、資格要件や経験を満たすことでキャリアの幅を大きく広げられる職種です。仕事内容は多岐にわたりますが、その分やりがいと安定した待遇を得られるのも魅力といえます。将来のキャリアを真剣に考える人にとって、挑戦する価値は十分にあります。
サ責としての道を歩むには、まず求人情報を確認することが重要です。事業所によって求める資格や条件が異なるため、応募前に詳細を把握することが成功への近道となります。転職サイトや求人情報を活用し、自身の経験や資格に合った環境を探すことが、ステップアップの確実な第一歩になるでしょう。
ソラジョブでは、介護職の求人情報を多数掲載しています。シフト希望や残業の可否など、あなたの希望に合わせた働き方を実現します。全国の求人があるので、自分にぴったりの職場を見つけましょう。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。