介護職員初任者研修はどのような資格が取れる?メリットや対策、試験内容を紹介

介護職員初任者研修という資格は、介護の分野においても様々な資格が用意されているため、どの資格を取得すれば良いのか悩むという人も多いです。介護の仕事を始めたばかりの人には介護職員初任者研修について詳しく説明したいと思います。

介護職員初任者研修とはどのような資格?

介護初任者研修という名前を初めて聞いた人もいるでしょう。資格ごとの特徴や受験資格、試験の内容や難易度を知っておくことは、あなたのレベルに合った資格を取得するためや、適切な対策を取って試験に臨むためには欠かせません。

ここからは、介護初任者研修の受験資格や試験内容、試験の難易度について説明します。

受験資格は定められていない

試験によっては受験資格が定められているものもあるため、年齢制限や専門分野での経験年数といった条件を満たしておらず、受験できないという場合もあります。しかし、介護職員初任者研修に関しては受験資格が定められていないため、介護分野で働いている職員だけでなく、これから介護の仕事を始めていこうと考えている人であっても、だれでも気軽に応募できるのです。

介護職員初任者研修修了試験の内容

介護職員初任者研修修了試験では、介護に関する基本的な知識や技術を講義と演習によって身に付け、能力を修了試験で効果測定します。130時間の研修を受け、研修で学んだ内容全てが試験の出題範囲となります。試験では介護の基本的な知識やコミュニケーション技術から、高齢者の発達に伴う心身の変化や認知症についての理解といった専門的な知識まで問われます。問題に対する回答方法も選択式と記述式の2つのパターンがあり、1時間という限られた時間内に回答しなければいけません。しっかりとした知識を身に付けて、対策しておく必要があります。

試験の難易度はそこまで高くない

試験の難しさを表す指標となる難易度は、試験によって大きな差があります。あなたの学習レベルや介護経験によって受験すべき試験や対策方法が変わってくると思いますが、介護職員初任者研修では合格率が非公開であるため、具体的な数字で難易度を評価することができないのです。

とはいえ、受講する講義や演習をしっかりと聞いていれば、ほぼ全員が合格できるようになっているので、重要な部分に焦点を当てて勉強していれば、不合格になる確率はかなり低いと言えるでしょう。万が一試験の合格ラインである70%を超えられなかった場合は、再試験や追試を受けることで再び挑戦できるようになっているので安心です。

介護職員初任者研修を受講しておくメリット

資格を取得していれば、職場での実践に活かし、今後のキャリアアップにつなげられるようになります。介護職員初任者研修においても、試験に合格することでいくつかのメリットを受けることができるのです。

ここからは、介護職員初任者研修を受講しておくメリットについて説明します。

訪問介護の仕事ができる

介護職員初任者研修は、平成25年4月1日の介護保険法施行規則の改正によってできた資格で、改正前にあった資格「ホームヘルパー2級」に相当する資格とされています。

訪問介護を行う場合、かならず必要になるのがこの介護職員初任者研修。ご自宅に訪問して、見守り、食事サポート、買い物付き添いなどの身体介護を行うためには、この資格またはそれ以上の資格(実務者研修など)がなければいけません。

なお、ショートステイやデイサービスなどの施設であれば、無資格でも身体介護サービスの提供が可能です。また、利用者さんの自宅に訪問する場合も、家事代行として生活援助を行うだけであれば、無資格でも可能になります。

資格手当などで収入アップが見込める

勤務している職場によって違いはありますが、介護職員初任者研修を受講して試験に通過することで、資格手当をもらえるところもあります。各種手当をもらうことで給料のベースをあげることにつながるため、あなたの能力が給料に反映されると、さらにモチベーションも上がり、意欲的に仕事を続けられるようになるのです。また、さらに専門的な知識を身に付けていこうというきっかけにもなるため、今後のキャリアアップ面を考えると、資格手当を設けている職場で働くことが理想的だといえます。

介護の知識やスキルが向上する

介護職員初任者研修では、介護の基本的な知識や技術を幅広く身に付けることができます。そのため、今までは漠然と理解して高齢者の介護をしていた部分が、知識と結びつけて考えながら実践できるようになるため、より専門的な視点で介護を提供できるようになるのです。介護を必要とする人たちによりよいサービスを提供しようと考えている人は、専門的な知見を持っておくことが不可欠になります。研修で学んだことを実践で活かせるよう、試験を受けた後も継続的に学び続けることが大切です。

今後のキャリアアップにつながる

介護士としてキャリアを積んでいきたい人は、介護職員初任者研修を受講して試験を突破することで、より上のランクのキャリアに近づくことができます。この研修で身に付けた知識や技術を現場で活かすことで、将来的にはマネジメントする立場で事業運営に携わっていくことも可能です。また、介護福祉士やケアマネージャーなど専門的な資格を取得すれば、さらなるキャリアの道が開けます。

より多くの求人から職場を選べるようになる

ライフステージの変化など様々な理由により、職場を変えるという選択をする人もいれば、これから介護の仕事を探したいという人もいるでしょう。介護の求人は需要が多くあるため、職場を見つけるのは難しくありません。しかし、何も資格を持っていなければある程度選べる職場が制限されてしまうのも事実です。介護職員初任者研修を修了していれば、介護に必要な基本的な知識や技術をしっかりと身に付けられている人だと判断されるため、即戦力を求めている待遇の良い職場や、キャリアアップに力を入れている職場など、あなたの求めている条件に合った職場に就職しやすくなります。

将来の家族の介護に役立てられる

介護が必要になるのは現在介護サービスを利用している人だけではありません。将来的に家族が要介護状態になったときは、自分自身で家族の面倒を見なければならないこともあります。介護職員初任者研修を受講して専門的な能力を身に付けていると、今まで培った経験を家族の介護に役立てられるので、家族が元気なうちに介護の経験をしっかりと積んでおくのも、将来的なことを考えるとメリットになるでしょう。

介護職員初任者研修の勉強方法

介護職員初任者研修を独学で勉強することもできますが、講座を利用して受講するという選択肢もあります。

通信と通学の2種類の学び方から選べる

学習方法には通信と通学の2種類があり、いずれも受講時間は合計130時間になります。あなたに合った方法で必要な講習を受けることができますが、通信の場合も40.5時間以上はスクーリング期間が設けられています。通信教育にしていれば、空いた時間に自宅で学習できるため、仕事やプライベートで忙しい人は、空いた時間を有効活用して学習できます。また、通学による学習では、介護を学びたい人たちに囲まれて勉強できるため、モチベーションを維持しながら学習できるのがメリットです。

通信講座によって費用が変わってくる

通信講座には様々な種類があり、受講する講座によって費用が変わってきますが、6~10万円程度の口座が多いです。キャッシュバックのシステムを設けているところや、早期割引キャンペーンを実施しているところなど、通信講座によって特典を設けているところもあるため、予算に合わせてあなたに適した通信講座を選びましょう。

また、雇用保険の教育訓練給付金制度を利用して補助を受けたり、自治体のサポートを受けることで安く受講することができます。例えば、東京都では、介護業務への就労を希望する方を都内の介護保険施設等で雇用し、介護業務に従事してもらうとともに、介護職員初任者研修等を受講してもらう制度があります。

あなたのライフスタイルに合わせて介護職員初任者研修を受講しよう

本記事では、介護職員初任者研修の概要や、研修を受講しておくメリットについて説明しました。ここで紹介した内容を参考にして、あなたのライフスタイルに合わせた試験対策を行い、介護分野でのキャリアアップにつなげていきましょう。

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