都会の真ん中!行政の介護福祉サービスが充実した港区で介護求人を見つけてみよう!

港区は東京23区の中で中心に位置し、特に都心部としてにぎわっている地域です。区内には高級住宅地や高層ビル群も多くあり、全国的に有名な商業地もあります。東京タワーをはじめとした観光スポットも多く、区内には六本木ヒルズにある森美術館をはじめとしたアートを楽しめるところや、徳川家ゆかりの増上寺など、歴史を感じられるお寺・神社もあります。そんな都会の真ん中、港区で働く介護職員を取り巻く状況をこのコラムではお伝えします。

港区ってどんな区?

港区は東京23区の中央に位置し、都心3区の一つとして新橋、汐留のようなオフィス街や青山、六本木といった商業地が多く存在しています。全国で納税義務者1人当たりの課税対象所得額が最も高く、平均所得額は1,000万円を超えています。江戸時代からお屋敷が多く存在した地域で、今でも白金台や麻布といった高級住宅地が多くあり、現在においても地価が非常に高いエリアとして有名です。また、日本にある大使館のうち半分程度が、港区内にあることでも知られています。

港区にはテレビ局・ラジオ局が多いのも特徴です。テレビ局は日本テレビ(汐留)、テレビ朝日(六本木)、TBSテレビ(赤坂)、テレビ東京(六本木)、フジテレビ(お台場)があります。付随してテレビ番組制作会社が多いことから、ドラマ等のロケ地巡りも人気がありますし、街を歩いていて芸能人を見かけることもあります。港区は、東京の楽しさが最大限に味わえるエリアだと言えるでしょう。

港区の高齢化状況

第8期港区介護保険事業計画によると、港区の人口は2020年10月の時点で259,893人。高齢者人口は44,174人なので、高齢化率は17.0%です。全国的に見て、高齢化率の低い東京23区の中でも特に高齢化率の低い区と言えます。一方、港区の第1号被保険者の人口は年々増加しています。その中で要介護認定者の割合は、2020年時点で20.5%。この数値は今後も増えていくことが予測されています。

港区保健福祉基礎調査が2019年に実施したアンケート調査によると、高齢者の港区での定住の意向について、「自宅で住み続けたい」という声が最も多く63.8%。次に多いのが「自宅・自宅外問わず港区に住み続けたい」という回答で、26.3%。約90%の高齢者が、港区に定住したい意向を持っています。

同アンケートによると、家族構成は「一人暮らし」が最も多く35.7%、次に多いのが「高齢者夫婦二人暮らし」で29.1%で、高齢者のみ世帯の多さがうかがえます。また、普段の生活で介護・介助が必要かという質問では、28%が必要だと回答しており、介護ニーズの高さがわかります。
住居に関しては、4割強の回答者が「持家(集合住宅)」と回答しており最も多くなっています。

港区の介護施設数と介護ニーズ

港区には、延べ221の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が94、通所型介護施設が33、入所型介護施設が21、居宅介護支援施設が58となっています。老人ホームのような特定施設が7、福祉用具の貸与販売を行っている施設は8となっています。

港区地域保健福祉計画・港区高齢者保健福祉計画・港区障害者計画(令和3年度～令和8年度)を見てみると、特別養護老人ホームを1施設、小規模多機能型居宅介護施設を4施設、認知症高齢者グループホームを1施設、令和6～8年までに整備を進める、とあります。その他にも、高齢化につれ、民間の介護事業者も参入が予測されます。

港区の介護職員の給与は東京都の平均より高め

次に港区の介護職の平均給料を見てみます。大手求人サイトの情報によると、港区の介護職員の給与は、資格によっても異なりますが、月収250,000～260,000万円が多いようです。東京都全体の介護職の平均月収が245,000円程度ですから、これは全国の平均月収はもちろん、都内でも高めの月収です。

港区は、職種を問わず東京23区の中でも平均給与の高いエリアです。そのため、介護職員も平均以上の給与になっています。残念ながら他の職種と比較すると介護職員の収入が低いことは否めませんが、少し足を延ばし、都内の中でも栄えているエリアで働きたいという介護職員さんにとっては、港区はお勧めできる勤務地です。

実際の求人を見てみると、他の地域同様、資格や経験によって大きく給与が異なります。また、土地柄のせいか、比較的「高級な施設」が多いのもエリアの特徴です。施設系の介護職員を目指す方は、建物や設備を注視してお仕事を探すのもいいかもしれませんね。

港区の介護求人例

例1)港区南麻布にある有料老人ホームでの介護スタッフ

こちらは「東京都介護職員就業促進事業」の求人例です。勤務の一環として(給与をもらいながら)取得の勉強ができ、資格取得にかかる費用も無料なことから人気です。毎年晩春～初夏に実施されています。単年実施のため次年度も実施されるか不明ですが、無資格で介護職を検討中の方はぜひチェックしてみましょう。

例2)港区南麻布にある有料老人ホームでの介護福祉士

こちらは介護福祉士の求人です。国家資格取得のスキルを活かし、有料老人ホームにて介護実務をお願いします。港区南麻布にある、比較的高級の部類に入る老人ホームで、施設のキレイさや設備に定評がある職場です。

介護士が港区で働くメリットは?

高齢者の社会参加機会創出に積極的

港区で介護職として働く1つ目のメリットは、港区は高齢者が社会参加するための機会を多く設けているという点です。
特徴的なのは、明治学院大学と連携した機関「チャレンジコミュニティ大学」です。これは60歳以上の区民を対象にしており、福祉、芸術、マーケティングなど様々なカリキュラムから学ぶことができます。学習による能力の再開発や、地域リーダーを養成するための取り組みで、約760名の方が参加しています。

また、ボランティア活動や就労の支援もあり、単に楽しむだけでなく、社会参加・社会貢献を目的とした取り組みを行い、高齢者の生きがいづくりに繋げています。

区による高齢者福祉サービスが手厚い

港区で介護職として働く2つ目のメリットは、港区は高齢者福祉サービスの充実に力を入れているということです。
ご自身でゴミを出すのが難しく、周囲のサポートがない方への戸別訪問収集では、ゴミの収集状況に異変を感じた場合、状況により緊急連絡先、高齢者相談センター、介護支援事業者などと連携して安否確認を行ってくれます。

その他にも、一人暮らし高齢者に定期的に電話での安否確認を行ったり、認知症の高齢者が徘徊したときのセーフティネットワーク「おかえりネット」では、関係機関と連携して介護者へ連絡したり、認知症による徘徊に起因する事故補償制度などもあり、安心です。

地域で高齢者を見守る細やかな態勢があることは、介護職員にとっても安心して働ける一つの要素だと言えるでしょう。

都心でありながら自然が多い

千代田区・中央区とともに「都心3区」と呼ばれる港区。六本木やお台場、青山など人気の場所も多く、たくさんの人でにぎわいます。しかし、以外にも芝公園、旧芝離宮恩賜庭園、有栖川宮記念公園、お台場海浜公園など都心にいながら広大な敷地をもつ公園が多くあります。公園以外にも、八方園の日本庭園や、青山霊園、目黒の自然教育園など、落ち着いた散策スポットがたくさん。日頃のストレスを忘れ、何も考えずのんびり歩きたい方におススメです。

都会の真ん中!行政の介護福祉サービスが充実した港区で介護求人を見つけてみよう!

港区は平均年齢が低い東京23区の中でも特に平均年齢が低く、高齢化率が低い地域です。繁華街やビジネス街のイメージが強い港区ですが、一人暮らしや高齢者のみ世帯で暮らす高齢者が多いこと、港区に住み続けたいと希望する高齢者が多いこと、今後しばらくは高齢者の実数は増えることがよそくされることから、介護人材の確保は重要な課題になっています。

港区は行政による高齢者向けサービスが手厚いエリアです。また、東京都平均より介護職給与が高めなことも魅力。ぜひ、港区でご自身に合った介護職求人を探してみましょう。