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看護師の自己PR作成ガイド|自己PR作成のポイントや例文など

著者: ゲートウェイ

更新日:2023/12/22

公開日:2022/08/16

看護師の就職・転職活動において、志望動機と同様に重視される項目に自己PRがあります。看護師は需要が高く、人手不足の医療・介護業界では引く手あまたの職種ですが、だからといって就職・転職での油断は禁物。希望の職場で採用されるには、自己PRでライバルと差をつけることが重要です。そこで今回は、看護師の自己PR作成のポイントや例文などを詳しくお伝えします。

看護師が自己PRを作成する上で押さえるべきこと

まずは、看護師が自己PRを作成する上で押さえるべきことをお伝えします。

看護師の自己PRの役割

そもそも、自己PRの役割は応募者の熱意や人柄を判断することです。採用担当者は事前に履歴書や職務経歴書に目を通してはいますが、具体的な経験やスキル、仕事に対する熱意や姿勢などを書類から掴むことは難しいものです。そのため改めて自己PRを設け、「どれだけ熱意があるか」「職場の雰囲気に合うか」「貢献してくれそうか」などといったポイントを判断します。そのため単に自分の強みやスキルをアピールするだけでなく、応募先への適性や貢献意欲、働きたい熱意を伝えることが重要です。

志望動機との違い

自己PRと混同されがちなのが、志望動機です。自己PRは「応募先に貢献できること」をアピールするのに対し、志望動機は「なぜ働きたいか」をアピールする項目です。志望動機では働きたい理由と合わせて、どのようなことができ、どう貢献できるかといった自己PRも入れ込みます。しかし、その点は志望動機のメイン内容ではないため、別途自己PRで自分が応募先に貢献できることをアピールし直す必要があります。そのため志望動機と自己PRは一貫性をもった内容であることが重要ですが、志望動機と混同しないように作成することがポイントです。

看護師の自己PRの基本構成

自己PRは書類と面接の両方で問われるものですが、どちらも以下基本構成をもとに作成することがポイントです。

①結論 強みや長所などのアピールポイント
②具体的なエピソード アピールポイントを裏付けるエピソード
③展望 応募先でアピールポイントをどう活かすか

書類でも面接でも、採用担当者がわかりやすいように自己PRを伝えることが重要です。書類はスペースが限られているため要点をまとめて簡潔に作成し、面接では書類の内容がより具体的にアピールできるよう内容を補足しましょう。

看護師の自己PR作成の4つのポイント

ここでは、看護師が自己PRを作成する上で意識すべき4つのポイントをみていきます。

①応募先が求める看護師像を理解する

自己PRは単に自分の強みや長所をアピールするだけでなく、応募先が求める看護師像にマッチしているかが重要です。なぜなら、どんなに魅力的な自己PRでも、応募先が求める看護師像とマッチしていないと採用したいとは思ってもらえないからです。そのため、自己PRを作成するにあたり、まずは応募先の理念や看護観、求める看護師像をしっかりと把握しておきましょう。

②看護師としての適性をアピールする

応募先が求める看護師像と合わせて、看護師として自分にはどのような適性があるかをアピールすることが重要です。看護師の適性としてアピールできる長所や強みは、以下のようにさまざまです。

・協調性
・コミュニケーション能力
・向上心
・傾聴力
・体力
・責任感
・思いやり など

自分の長所や性格に当てはまりつつ、応募先が求める人物像にあった適性をアピールすると効果的です。この点のアピール力を高めるには自己分析を徹底するほか、家族や友人、職場の人などに聞いて他己分析してみてください。

③具体的なエピソードを盛り込む

単に長所や強みをアピールするだけでは具体性に欠けるため、アピール内容を裏付けるエピソードを盛り込むことがポイントです。新卒者であれば学生時代やバイトの経験から、転職者であればこれまでの看護師経験から具体的なエピソードを抜粋してみてください。
また、転職者はご自身の看護観や働きぶりをアピールするためにも、看護師としてやりがいを感じた経験や患者さんと接する中で学んだことなどを盛り込むのも良いでしょう。どのような看護師なのか、どういった看護観で業務に臨んでいるかが採用担当者も具体的にイメージしやすくなります。

④これまでの経験やスキルをどう活かすかを伝える

自己PRの役割は、応募先でどう貢献できるかをアピールすることです。そのためアピールする長所や強み、応募先の求める看護師像を踏まえた上で、自分のどのような強み・能力・経験をどう業務に活かすかを伝えましょう。その際に長期的に働きたい意思も併せて伝えられると、採用担当者にも良い印象が与えられます。

【アピール内容別】看護師の自己PR例文

ここでは、アピール内容別に看護師の自己PR例文をご紹介します。例文を参考に、オリジナルの自己PRを作成しましょう。

【向上心】看護師の自己PR例文①

私の長所は、向上心を持って常にスキルアップを目指していることです。前職は急性期病棟だったこともあり、日々スピード力を持って業務に当たらなければならない環境でした。少しでも医師や患者さんのためになりたく、忙しい中でも勉強会に参加したり、向上心を持ってスキルアップに取り組んできました。現在は、救急看護の認定を取得すべく勉強に励んでいます。これまで学んできたことだけでなく、常に最新の知識・技術を吸収し、貴院の急性病棟においても活かしていきたいです。

【協調性】看護師の自己PR例文②

看護師が役割を全うするには、協調性があってこそ成り立つと考えております。前職ではチームリーダーとして病棟全体の看護にあたっており、看護師全体を統括するほか、他職種との連携を大切にしてきました。どんな状況でも周囲が連携できるよう積極的に声かけをしたり、他職種と患者さんの情報をスムーズに共有できるようカルテ管理も工夫してまいりました。貴院はチームワークを大切にした看護に力を入れているとのことなので、協調性を大切にしながら、即戦力として前線で活躍できる看護師になれるよう努めていきます。

【コミュニケーション能力】看護師の自己PR例文③

私は人とコミュニケーションを取ることが好きであり、老若男女の患者さまと常に良好な関係を築いてまいりました。特にお子様は入院することに不安を感じている方も多く、入院生活の中で接する時間が多い看護師との関係性が重要であることを、前職の小児病棟の経験から感じております。子供と接することには慣れており、どんな話題なら興味を持ってくれるか、どう接すれば治療の不安を軽減してあげられるかを心得ております。貴院の小児病棟においても、私のコミュニケーション能力とこれまでの小児病棟での経験を活かし、子供に勇気と元気が与えられる看護師として活躍したいと考えております。

【職場別】看護師の自己PR例文

看護師の職場は医療機関だけでなく、介護施設や保育園とさまざまです。職場ごとに看護師に求められる役割も異なるため、職場別にアピール内容を考えることがポイントです。ここでは、職場別に看護師の自己PRの例文をご紹介します。

【急性期】看護師の自己PR例文①

私の強みは、責任感が強いことです。これまで5年間、急性期病棟に勤めていました。緊迫した空気の中、失敗が許されない環境で冷静な判断力と急性期にいる患者さんとの向き合い方を培いました。急性期の患者さんに対し、適切かつスムーズな看護を提供するには責任感が必要であると身をもって体験しています。より高度な医療を提供している貴院においては、急性期のレベルが高い患者さんの看護にあたる機会も多くあるかと存じます。責任感の強さとこれまで培ってきた急性期での経験を活かし、前線で活躍できる看護師として努めていきます。

【デイサービス】看護師の自己PR例文②

前職の病棟では高齢患者さまの看護にあたることが多く、その中で急性期病棟に勤務したこともあります。規模の大きい病院だったため1人で担当する患者数も多く、日々多くの症例を担当してまいりました。そこでは臨機応変な対応力、そして高齢患者さまとの向き合い方を培い、自分の強みと自負しております。デイサービスは看護師の配置が1人ということもあり、これまでの経験が活かせると考えております。高齢の方との向き合い方、接し方も心得ているため、デイサービスでも信頼される看護師になれるよう精進していきます。

【保育園】看護師の自己PR例文③

私の長所は、臨機応変な対応力とコミュニケーション能力です。これまで勤めてきた小児病棟では日々多くの子供たちと接し、さまざまな症例を担当しました。自分の状態をうまく伝えられない子供も多いため、いち早く状況を判断して臨機応変な対応をすることを心がけてきました。さらに子供に不安を与えないよう、前向きなコミュニケーションを意識しております。保育園は子供の安全と健康を守る場であるため、臨機応変な対応力を意識し、さらに子供との信頼関係を構築するために持ち前のコミュニケーション能力を活かしていきたいと考えています。

【ケース別】看護師の自己PR例文

ここでは、新卒とブランクありの2つのケースから看護師の自己PR例文をご紹介します。

【新卒】看護師の自己PR例文①

私の長所は、体力に自信があることと向上心が高いことです。学生時代に10年間バスケットボールを続けており、今でも日常的な運動は習慣となっています。また実習時は毎日多忙でしたが、帰宅後も最低1時間は自主学習の時間に充てていました。体力があること、そして常に高い向上心があるからこそ、忙しい中でも毎日の自主勉強が継続できました。貴院でも持ち前の体力と向上心を活かし、1日でも早く一人前の看護師になれるよう努めてまいります。

【再就職(ブランクあり)】看護師の自己PR例文②

育児のため5年間看護師から離れていましたが、育児の経験から小児救急看護に関心を持ち、現在は認定看護師の資格取得を目指しています。ブランク以前には看護師として10年間勤めており、看護のほか新人研修やマネジメントなども経験してきました。これまでの看護師としての経験だけでなく、育児経験や小児救急看護の知識を踏まえ、貴院の小児科で看護師として第一線で新たに頑張りたいと思います。

看護師の自己PRは重要!例文とポイントを押さえてオリジナルの自己PRを作成しよう

看護師が希望の職場に就職・転職するには、そこでどんなことに貢献できるかをアピールすることが重要です。また自己PRは単に自分の強みや長所、スキルをアピールするだけでなく、応募先の求める看護師像にマッチしているかがポイントです。自己PRの役割や作成のポイント、例文を参考にオリジナルの自己PRを作成してみてください。

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ゲートウェイ

ゲートウェイ

異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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