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訪問介護員に向いている人って?主な仕事内容・やりがい・転職に必要な資格など

著者: ゲートウェイ

更新日:2023/12/22

公開日:2023/09/01

訪問介護の仕事に興味はあるものの、「向いている人・向いていない人がいるかも」と不安に思う方は多いでしょう。仕事内容ややりがいも気になるところですよね。そこで今回は、訪問介護員に向いている人の特徴をご紹介。主な仕事内容や仕事のやりがい、転職する方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

訪問介護の仕事に向いている人の特徴

訪問介護は、利用者さんの自宅に訪問して身体介護や生活援助などの介護ケアを提供する仕事です。具体的な仕事内容は、次の章で解説します。

訪問介護の主な仕事内容はこちら

訪問介護の仕事は、とくに次のような人に向いています。

コミュニケーションを円滑にとれる

人とコミュニケーションを交わすのが得意な人は、訪問介護の仕事に向いています。訪問介護員は、利用者さんの自宅において1対1で過ごす時間が多く、コミュニケーション能力が求められるためです。

介護ケア中に笑顔がなかったりぶっきらぼうな対応をとったりすると、相手に不安感を与えてしまいます。人と話すことが好きで、明るく笑顔で挨拶や声かけができる人であれば、利用者さんも安心して受け入れてくれるでしょう。

強い責任感を持っている

訪問介護の仕事は、途中で業務を投げ出さず、最後まで責任を持って取り組める人に向いています。訪問介護員は施設職員とは異なり、設備が整っていない個人宅でも、1人で業務成し遂げる必要があるためです。

責任感を貫ける人であれば、複数の介護ケアが必要な利用者さんに対しても、信頼して仕事を任せてもらえるでしょう。

相手に寄り添い、細やかな気配りができる

訪問介護員には、利用者さんの気持ちに寄り添い、些細な変化への気づきができる人も向いています。

訪問介護員は、「家の中」というプライベートな空間で、もっとも長い時間利用者さんに接する仕事です。利用者さんの健康や安全を守るためにも、生活状況や体調などの細かな変化に気づき、適切な対応をとることが求められます。

相手の気持ちに寄り添い、ケアの中で日頃から細やかな気配りができる方であれば訪問介護員に適しているといえるでしょう。

状況に合わせて臨機応変に行動できる

訪問介護員は、その場の状況に合わせて臨機応変に行動できる方に向いています。訪問先で利用者さんの体調が急変して動けなくなっていたり、サービス提供中に突然倒れてしまったりなど、思わぬ事態も考えられるためです。

介護施設であれば多数の職員がいるため協同して対処できますが、訪問介護の場合そうはいきません。訪問先で緊急事態に遭遇しても、冷静かつ臨機応変に対応できる人であれば、安心して現場を任せてもらえるでしょう。

体力に自信がある

訪問介護は体力を使う仕事です。1日何件も利用者さんの家を渡り歩き、ゆっくり休憩する時間がない日もあるかもしれません。車での移動や大柄の利用者さんの身体介護で疲労を感じる場合もあるでしょう。

万が一訪問介護員が体調を崩してしまうと、利用者さんに迷惑がかかってしまいます。自分の体力や健康に自信があり、日頃から体調管理が得意な人も訪問介護員に向いているといえます。

訪問介護の仕事が向いていない人の特徴はこちら

訪問介護の主な仕事内容

訪問介護には、「身体介護」「生活援助」「通院介助」の3種類のサービスがあります。それぞれの業務内容について紹介します。

身体介護

身体介護とは、食事・排泄・入浴など利用者さんの体に直接触れて行う支援です。日常生活を営むために必要な行動について、介助を行います。転倒防止のため常にそばに付き添う「見守り」や、認知症などによって安全な動作実施のために行う「声かけ・確認」も身体介護に含まれています。

また、一定の研修を修了している訪問介護員であれば、「経管栄養」「たん吸引」など一部の医療行為を担当できる場合もあります。身体介護の具体的な業務例は下記の通りです。

【業務の具体例】
・食事・排泄・入浴介助
・おむつ交換・トイレ誘導
・体位変換介助
・経管栄養・たん吸引・服薬介助※ ほか

※一定の研修を修了した訪問介護員のみ

生活援助

生活援助とは、身体介護に当てはまらない料理・洗濯・掃除など身の回りのサポート業務です。利用者さんの体に直接触れないケアを指します。利用者さんに代わって家事の支援を行い、より快適に暮らせるように日常生活の維持を目指すものです。

なお、生活援助については、同居人がいる場合は特別な理由がない限り利用できません。単に「同居人が今まで家事をした経験がない」のも理由にならないので注意しましょう。

【業務の具体例】
・料理・掃除・洗濯
・買い物の代行
・ゴミ出しや薬の受け取りなどその他の代行 ほか

※同居人を対象とした調理・掃除の代行などは対象外

通院等乗降介助

通院等乗降介助とは、訪問介護員が運転する車両に利用者さんを乗せて、通院先に送迎する業務です。いわゆる介護保険に対応した「介護タクシー」を指します。行き先が病院や行政手続き・選挙などに限定されており、介護サービスに関する利用料とタクシーの運行費がそれぞれ必要です。

訪問介護でできないことは?

訪問介護で実施できるサービス内容は、介護保険法で明確に定められています。基本的に利用者さん本人以外に関する支援は実施できません。仮に生活援助であっても、本人が自宅にいなければ実施不可です。

また、一部の例外を除いて医療行為に該当する業務もできません。利用者さんが訪問介護に当てはまらないサービスを希望する場合は、正しい説明を行ったり、自由度が高い介護保険外のヘルパーを案内したり、適切な対応をとりましょう。

【訪問介護でできない業務の例】
・話し相手、身体介護や生活援助が発生しない単なる安否確認
・同居人の介助
・利用者さんが使用しない部屋の掃除
・嗜好品・贈答品・来客用の買い物
・通院先の院内介助(一部例外あり) ほか

訪問介護員の仕事内容や資格の取り方について詳しくはこちら

訪問介護の仕事のやりがい

訪問介護は利用者さんとマンツーマンで触れ合う仕事のため、大変さを感じる場面もあります。しかしその分、とてもやりがいが大きい仕事です。具体的にどのようなやりがいがあるのか、ご紹介します。

感謝の言葉を身近でもらえる

訪問介護の仕事は、施設での介護と比べて非常に近い距離で利用者さんと接します。利用者さんにとって、もっとも頼りになるのが訪問介護員であり、「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえることが非常に多い職種です。

身近な距離で「誰かの役に立てている」実感を得られることは、何にも代えがたい原動力となるでしょう。

利用者さんに寄り添う介護ができる

訪問介護員はマンツーマンで利用者さんのケアにあたるため、じっくり相手に寄り添った支援ができます。大規模の介護施設の場合、時間に追われて最低限の支援で終わってしまうこともあるでしょう。

訪問介護の仕事であれば、利用者さんの個別性に合わせた濃密な支援を実践できるのが魅力といえます。

自分の家事経験を活かせる

訪問介護の仕事では、今までの生活体験や身につけた家事のスキルなどが大いに役立ちます。よって家事が得意な人であれば、とくに楽しさ・やりがいを感じられるでしょう。

訪問介護の仕事で大変なことはこちら

訪問介護員に転職するには?

訪問介護員になるには、「介護職員初任者研修」以上の資格を取得する必要があります。

訪問介護員になるためには、介護職員としての技術や知識を証明する公的な資格が必要です。訪問介護では利用者さんの体に直接触れるケアを行うため、施設の介護職員とは違い、無資格では働けません。

とくにおすすめの資格が、介護分野のもっとも基礎的な資格である「介護職員初任者研修」です。都道府県が認可したスクールに通い、合計130時間のカリキュラムを修了した後、筆記試験に合格する必要があります。

比較的安価で取得できる公的な資格で、働きながら取得も目指せるため、他業種から訪問介護員に転職したいと考えている人にもおすすめです。

訪問介護に必要な資格の取得方法はこちら

訪問介護員を目指す利点

・キャリアアップを叶えられる
・生活に合わせて柔軟に働ける
・安定した収入を得やすい

訪問介護員を目指すメリットは、将来のキャリアアップにつながりやすい点です。

介護業界でキャリアアップするには、資格が必要不可欠。国家資格である「介護福祉士」の国家試験を受けるためには、初任者研修の上位資格である「介護福祉士実務者研修」の取得と3年間実務経験を積む必要があります。訪問介護員を目指す際は、自然とスタートラインの資格である「介護職員初任者研修」の取得が必要なため、今後介護の仕事をやってみたい方にはまさにうってつけの職種といえるでしょう。

また訪問介護員は、利用者さんのスケジュールに合わせてさまざまな勤務形態で働けます。生活スタイルに合わせて柔軟な働き方を目指せる点も魅力です。高齢化社会に伴い、介護業界の需要は今後も続くことが予想されるため、将来的にも安定して働きやすいでしょう。

訪問介護の仕事についてQ&A

訪問介護に興味があっても、実際の仕事内容が分からず不安に感じる方も多いでしょう。ここからは、実際に寄せられる訪問介護に関する疑問についてQ&A方式で紹介します。

Q.訪問介護の仕事に向いていない人の特徴は?

A. 自分勝手な支援をする人や、自分の考えを相手に押しつける人はあまり向きません。

訪問介護は、「訪問介護計画」にもとづいて実施されます。たとえ善意であっても、自分勝手な判断で計画にないことまでやるのは禁物です。

利用者が本当に困っている“隠れたニーズ”に気づけなくなるうえ、「あのヘルパーはやってくれたのに、あなたはしてくれないのね」と正しい支援をしている訪問介護員が悪者になってしまうケースも。1対1で行われる支援だからこそ、チームケアを意識することが求められます。

Q.訪問介護は未経験・無資格でもできる?

A.未経験でもできますが、「介護職員初任者研修」以上の資格が必要です。

施設の介護職員の場合、未経験・無資格でも就業可能です。しかし、訪問介護員は利用者さんの身体介護を行うため、資格が必須。「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」などの資格があれば、未経験でも訪問介護員として従事できます。

Q.訪問介護の仕事で大変なことは?

A.大きな責任が伴うことや、環境が十分に整ってない場所で適切な介護を実施する必要があることなどです。

訪問介護は、利用者さんと1対1で介護ケアを行うため、非常に大きな責任が伴います。思わぬ事態に遭遇した場合には、適切な判断と臨機応変な対応が求められることもあるでしょう。

また、設備・道具・環境が整った施設とは異なり、利用者さんの自宅が足の踏み場がないほど散らかっていたり、オムツ交換に必要な物品がそろっていなかったりすることもあります。悩むこともあるかもしれませんが、チームで工夫して解決できたときの達成感はひとしおです。介護職のなかでもとくにやりがいを感じられるでしょう。

訪問介護を辞めた理由と対策についてはこちら

Q.訪問介護員の平均年収は?

A.厚生労働省によると、訪問介護職員の平均年収は約353万円でした。

訪問介護員の勤務形態は、正規雇用や単発の登録ヘルパーとさまざまです。正規雇用で経験を積んでスキルアップすれば、年収アップが期待できる可能性もあります。

訪問介護に向いている人の特徴を知り、挑戦してみよう

訪問介護の仕事は、円滑なコミュニケーションをとれる人や責任感が強い人、臨機応変に行動できる人などに向いています。大変さを感じる場面もあるものの、利用者さんのもっとも近くで活躍できる非常にやりがいのある仕事です。

キャリアアップを目指しやすく、ライフスタイルに合わせた働き方ができるのも魅力。訪問介護の仕事に興味がある人、向いていると感じる人は、ぜひ挑戦してみてください。

「ソラジョブ介護」では、介護業界の求人を豊富に掲載しています。ライフスタイルに合わせた働き方を求めている方にも、ぴったりの求人が見つかるでしょう。訪問介護員の求人も多数掲載されているので、転職を検討中の方はぜひチェックしてみてください。

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著者プロフィール

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異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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