都内で1番小さな市。高齢者と社会とのつながりを大切にする狛江市で働こう

狛江市は東京都の多摩地区東部、多摩川の中流に位置する面積の小さな市ですが、小田急線沿線で都心へのアクセスも良い人気のエリアです。縄文時代や古墳時代の遺跡なども多く見つかっている歴史ある地域でもあります。介護施策としては、チームオレンジという認知症のサポートを行う団体があるなど、地域の中で高齢者や家族へのサポート体制があります。

狛江市ってどんなところ？

狛江市は東京都多摩地区の東部にある市で、人口は8万人を超えています。地理的には世田谷区・調布市・川崎市と接しています。小田急線で新宿駅まで20分程度、地下鉄千代田線も乗り入れておりアクセスが良く、都心通勤者のベッドタウンなっています。多摩川をはじめとして自然にも恵まれており、ほおずきや枝豆が名産となっています。

狛江市は面積6.39km2と、東京都で1番、全国で2番目に小さな市としても知られています。都内でも有数の古墳群「狛江古墳群」があり、古墳をめぐる散策も楽しめるエリアです。

狛江市の気候は太平洋側気候で、年平均気温は16℃を超えるくらいとなっています。内陸性の気候でもあり冬は寒く、夏は暑い地域です。特に冬はマイナスになることも珍しくありません。

狛江市の高齢化状況

狛江市の人口は2022年1月の時点で83,022人となっています。このうち65歳以上の高齢者人口は20,135人ですから高齢化率は24.3％ということになります。これは全国的に見ると低いですが、東京都の高齢化率と比べると少し高くなっています。狛江市の人口は近年増加傾向にありましたが2022年には減少しています。しかし狛江市の高齢者人口は増え続けています。

世帯に関してみてみると、狛江市の高齢者のいる世帯は一般世帯の33％以上となっており、このうち最も多いのは高齢者単身世帯で、その次に多いのがその他の世帯、最期に高齢者夫婦の世帯となっています。高齢者のみの世帯が一般世帯の2割を超えています。
狛江市は3つある地域包括支援センターを中心に圏域を設定していますが、最も高齢化率が高いのはこまえ正吉苑エリアで、2020年の高齢化率は26.9％となっており、高齢化率の低いこまえ苑エリアでは高齢化率22.1％と地域ごとに差があることがわかります。

地域活動への参加に関して市が行った調査によると、どの活動においても「参加していない」という回答が5割以上を占めており、最も参加しているという回答の多かった趣味関係のグループでも年に数回を含め参加しているとの回答は3割強となっており、高齢者は地域活動にはそれほど積極的ではないようです。

狛江市の介護施設数から見る介護職のニーズ

狛江市には延べ92件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が26、通所型介護施設が22、入所型介護施設が8、老人ホームのような特定施設が11、居宅介護支援施設が23、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が2となっています。
現在実施されている狛江市の高齢者福祉に関する計画によれば、今後の後期高齢者増加に備えて今からニーズが高くなることが見込まれる介護サービス施設に関して整備を進めているようです。介護職人材の確保、育成も課題となっているようですから、狛江市は十分に介護職の活躍の場がある地域です。

狛江市の介護職の平均給料

狛江市の介護職の収入に関してですが、東京都全体の介護職の平均月収は求人サイトによれば20万円台後半となっています。狛江市は東京都の中ではそれほど賃金が高い方ではないようですが、日本全国の介護職月収の平均が260,000円程度なので、そのくらいの収入は期待できるはずです。もちろん無資格や資格を取得したばかり、未経験であればこれより低い収入のスタートになります。

介護職の収入は資格や経験でかなりの違いがあります。ですから、介護職として働いて経験を身につけながら、可能であれば資格取得支援制度などをうまく利用して新たな資格を取得したり、他とは違う経験を詰める機会に積極的に挑戦していきましょう。そうすることが将来、介護職として高収入を得ることにつながっていきます。

狛江市の介護職求人例

例1)狛江市中和泉にあるデイサービスセンターでの施設長・所長介護管理職（正社員）

例2)狛江市中和泉にあるデイサービスセンターでの介護スタッフ（パート）

狛江市で介護職として働くメリット

現場仕事に集中できる環境作り

狛江市で介護職として働くメリットの一つは、狛江市は今後高まる介護ニーズに今後答え続けるためには介護現場の環境を整えることが重要だと考えているという点です。狛江市は、今後生産人口が少なくなっていく中で、介護職人材の確保が難しくなること、その状況で適切な介護を行っていくためには、介護に関わる人たちがサービス提供に専念できる環境づくりが重要だと考えていることがわかります。そのために、業務の効率化に取り組んでおり、具体的には負担削減のための文書削減の推進などが挙げられています。現場仕事に集中できる環境づくりが重視されているのは介護職にとって大きなメリットです。

認知症バリアフリー活動

狛江市で介護職として働く2つ目のメリットは、狛江市は認知症バリアフリーに向けてチームオレンジを創設しているという点です。チームオレンジは認知症サポーターを中心とし、認知症の人やその家族の支援を行っていくというものですが、狛江市は2019年の時点で高齢者のうちの2割弱が認知症高齢者という状況で、この分野を重視し取り組んでいます。認知症高齢者のケア、サポートに力を入れたい、この点で経験を積みたいと考えている介護職の方にはメリットとなるでしょう。

都内で1番小さな市。高齢者と社会とのつながりを大切にする狛江市で働こう

狛江市は多摩地区にありながら小田急線で新宿や地下鉄乗り入れのアクセスも多く、自然にも恵まれ、古代から栄えた古墳の町です。市民同士の交流の機会もあり、高齢者福祉に関する施策にも、現場で働く人への配慮や高齢者と社会とのつながりを大切にしていることがうかがえます。

あなたもぜひ、狛江市で介護職として働いてみませんか？