レクリエーション介護士とは?費用や難易度について徹底解説!

高齢者に喜ばれるレクリエーションを提供できる「レクリエーション介護士」は、2014年の創設以来、介護現場で新たに注目を集めている資格です。こちらの記事では、レクリエーション介護士の資格取得に必要な講座や研修内容、メリットなどについてまとめています。

レクリエーション介護士とは?

レクリエーション介護士とは、自分の趣味や特技を活かしながら、高齢者の状態に合わせたレクリエーションを提供するスキルがあることを認定する資格です。「レクリエーションを学びたい」という現場の声をもとに、経済産業省の”多様な「人活」支援サービス創出事業”の一環として2014年に誕生しました。

レクリエーション介護士の試験概要

レクリエーション介護士の資格は、内容によって1級と2級に等級分けされています。資格を取得するためには、「介護」と「レクリエーション」両方の分野について理解していることが必要です。

受験資格 不問
受験方法 在宅
合格基準 添削課題提出
選択式50問中60点以上取得で合格
費用 通信講座
35,000円(税込/一括払いの場合)
通学講座
35,000円~39,800円(税込/講座により異なる)

レクリエーション介護士2級の試験概要

受験資格 2級取得済であること
指定された日時と場所で講座を受講できること
受験方法 指定講座への参加、及び筆記試験(指定会場)
筆記試験合格基準 1.筆記試験/100点満点
2.小論文/20点満点
3.必須講座での評価/30点満点
合計150点満点中60%以上取得で合格
費用 約10万円~(受講内容により異なる)

レクリエーション介護士1級の試験概要

レクリエーション介護士のメリットは?

レクリエーション介護士の活躍の場は、介護施設だけでなくボランティア活動や高齢者のいる家庭など多岐に渡ります。

介護現場でのメリット

レクリエーションの提供サービスは、高齢者の余暇を充実させQOL(生活の質)を向上させるために欠かすことのできない仕事です。しかし、各利用者が本当に満足するレクリエーションを提供することは、多忙な介護士にとって決して簡単なことではありません。

レクリエーション介護士は、高齢者の楽しみを第一優先に、高齢者の状態に合わせたレクリエーションを組み立てるスキルが身につく資格です。

そのため、介護現場でのレクリエーションのマンネリ解消や、創意工夫のスキルが身につくといった大きなメリットを生み出すことができます。

家族のメリット

2018年には2万人を超えたレクリエーション介護士の資格取得者は、介護職員だけでなく介護家族にも大きな広がりみせています。

在宅介護をしている中で悩みのひとつとなるのが、高齢者の家族とのコミュニケーション。些細な言葉や態度がきっかけで、お互いの関係がぎくしゃくしてしまうということも珍しくありません。

レクリエーション介護士は、高齢者とのコミュニケーション方法についても学ぶことができる資格です。

そのため、在宅介護を担う家族にとって、高齢者の身体と心の変化に気付き、スムーズにコミュニケーションできるようになるというメリットがあります。

メリットはボランティア活動にも

自分の趣味や特技を高齢者の喜びにつなげるレクリエーション介護士は、地域のボランティア活動に取り組む方にも人気の資格です。レクリエーションの第一目標は、毎日の生活の中に楽しみを取り入れること。

レクリエーション介護士は、「自分の趣味や特技」と「介護」をつなぐ、大きな役割を果たしています。

ボランティア活動をきっかけに、レクリエーション介護士という立場で介護現場に勤務するという道が開けることもあるでしょう。

レクリエーション介護士資格の概要とは?

レクリエーション介護士の資格は、実際に介護現場で働く介護スタッフの声をもとに設計されています。

2級はすべての人が受講することができますが、1級は2級を取得後、さらにステップアップしたい方に向けた資格です。

レクリエーション介護士2級

介護の基礎的な知識を理解した上で、レクリエーションを通して高齢者とスムーズなコミュニケーションが取れることを目的としています。取得するために必要な経験や資格はなく、年齢も問われません。

レクリエーションを実施するために必要な知識と技術を段階的に学ぶことにより、コミュニケーション能力・企画力・実行力を身につけることが可能です。

レクリエーション介護士1級

2級を取得したスキルを活かし、人材育成と現場の活性化を実現することが可能となるのがレクリエーション介護士1級です。

すでに2級を取得しており、指定された講座に参加できる方が対象となります。

高齢者の状態に合わせレクリエーションをアレンジしたり、介護施設の方針に沿ったレクリエーションを企画したりするなど、より実践的な内容を重視。スキルと経験を活かし、現場でリーダーとして活躍できる人材になることを目指します。

レクリエーション介護士の実際の試験内容は?

レクリエーション介護士の試験内容は、1級と2級で大きく異なります。2級は受講から受験まで在宅で実施することも可能ですが、1級は受験までに数々の講座への参加が必要です。

レクリエーション介護士2級

レクリエーション介護士2級の試験は、受講セットと一緒に送付された「筆記試験・添削課題」を用いて行います。

試験問題は選択式で50問。講座を全て完了した後、在宅で受験することが可能です。60%以上の得点を取得し、さらに添削課題を提出することで合格となります。

レクリエーション介護士1級

レクリエーション介護士1級の試験は、協会指定の会場で実施されます。内容は選択式60問と、記述式4問~6問を合わせた100点満点の筆記試験です。

この筆記試験と、小論文(20点満点)、必須講座での評価(30点満点)を合わせた合計150満点中、60%以上取得していることで1級に認定されます。

また、筆記試験を受験するために必要となるのが指定された講座や研修会への参加です。

アイスブレイク体験会、全4日間の講座、フォローアップ講座4種、3回の現場実習への参加が筆記試験までに必要です。

レクリエーション介護士資格の勉強法は?

レクリエーション介護士2級は、筆記試験までに指定された講座のテキストやDVDを用いて勉強することが可能です。1級は講座や研修会に参加し、自ら研鑽を重ねることが必要となるでしょう。

レクリエーション介護士2級の勉強法

通信講座

レクリエーション介護士2級の通信講座で受講することができます。メインテキストは「知識編」と「実践編」の2冊。介護の仕事をしたことがない方でも分かりやすい、充実した内容です。

通学講座

通学講座は、全国各地の介護施設や専門学校で開講されています。開講講座一覧は公式サイトで確認することができます。1日6時間×2日間受講する必要があるため、受講の際は通いやすい場所にある講座を選ぶことがポイントです。

レクリエーション介護士1級の勉強法

より実践的なスキルが求められる1級を取得するためには、1か月に1度のペースで開講される講座や研修会で実践を重ねることが必要です。

2級のテキストを振り返りながら筆記試験に備える他、自主的に情報取集することも大いに役立つでしょう。

レクリエーション介護士資格でさらに付加価値を!介護職の現場に活かしましょう

レクリエーション介護士は、高齢者の生活に笑顔を生み出す資格です。現場の介護スタッフの声をもとに生まれた資格のため、そのスキルは実践で大いに役立てることができます。

高齢者と接する際の円滑なコミュニケーションスキルが身につくため、自分の特技を介護現場で活かしたい方や、在宅の介護者にもおすすめ。

超高齢化が進む現代社会の中で、高齢者の生活の質を向上させるレクリエーション介護士は、ますますそのニーズを高めていくことでしょう。

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